筑前町での乳幼児健診をデジタル化！ミラボがサービス開始

防げる手間をデジタルの力で解消

福岡県の筑前町では、乳幼児健診の手続きがデジタル化され、保護者の方たちがより短時間で簡単に受診できる環境が整いました。このデジタル問診票サービス「mila-e 健診」は、株式会社ミラボが提供しており、スマートフォンやタブレットを活用した新たなシステムです。

乳幼児健診のデジタル化の背景

筑前町では、2023年9月から「ちくぜん子育て支援アプリすこやか」が導入され、妊娠や子育て中の家庭を支援する取り組みが強化されています。このアプリに続き、乳幼児健診のデジタル問診票サービスが今秋から開始され、1歳6か月の健診対象者に運用が実施されます。

従来の紙の問診票では、保護者が記入するのに時間がかかり、誤記入の問題も多くありましたが、デジタル問診票を利用することで、問診票の入力・提出が簡単に行えるようになります。さらに、自治体側でもデータをオンラインで確認でき、処理が迅速に行えます。

「mila-e 健診」の特徴

「mila-e 健診」は、地域社会と医療機関、そして保護者との連携を強化することを目的としたサービスです。この仕組みは、個別健診と集団健診の両方に対応しており、継続的に記録を管理できるため、効率的な運営が実現されます。

実際、このシステムは経済産業省や厚生労働省の実証実験プロジェクトを経て、ワクチン接種記録システムや新型コロナワクチン接種証明書アプリなどで得た技術を基にしたサービスです。

誰もが利用しやすいシステム

筑前町にお住まいの方がこのサービスを利用希望する場合、問い合わせ先は筑前町子ども課（TEL：0946-42-6653）になります。デジタル問診票「mila-e 健診」について詳しい情報を知りたい方や、サービスに関心がある自治体様向けには個別説明会も実施しており、問い合わせることで詳細を把握できます。

今後の展望

株式会社ミラボは、電子申請サービスや母子保健、福祉や医療などのDX（デジタル・トランスフォーメーション）を推進し続けています。筑前町におけるこの取り組みは、今後も他の地域に拡大していくことが期待され、乳幼児健診のさらに効率的で便利な運営が可能になることでしょう。

このように、デジタルを利用した子育て支援は今後も進化し続け、地域の子育てを支える大きな力となるのです。