AR技術で青森ねぶた祭を新たな夏の楽しみに!
青森県の夏の風物詩である「青森ねぶた祭」。毎年多くの観光客が訪れ、その華やかなシーンが繰り広げられます。今年、その祭りに新しい楽しみ方をもたらすAR(拡張現実)サービスが導入されました。このサービスを提供するシンクレイヤ株式会社は、青森ケーブルテレビと協業し、青森ねぶた祭での新たな観光体験を実現しています。
【AR写真で思い出をスマートに】
ねぶた祭では、参加者がリアルなねぶたの前で綺麗な写真を撮りたいと願う一方、逆光や混雑による制約がありました。この課題を解決するために開発されたのが「ねぶたAR写真」です。スマートフォンのカメラに映し出されるねぶたと共に、参加者は思い出の一枚を撮影できます。公式ガイドブックに掲載された二次元コードを読み込むことで、簡単に体験ができます。
青森市内であれば冬でも夏でも、全23種のねぶたと一緒に写真を撮ることが可能です。インカメラ、アウトカメラどちらでも利用でき、色鮮やかなねぶたに囲まれた素敵な瞬間をお楽しみいただけます。
【制作者インタビュー動画で祭りの魅力を深める】
また、「ねぶた小屋」での制作過程を知る機会も増えました。祭り前に青森を訪れる観光客が限られた情報しか得られない状況を打破するため、AR動画サービスを提供。小屋に設置された二次元コードをスマートフォンでかざすことで、制作者が作品に込めた思いや見どころを語る様子とともに、制作風景を映し出す動画が表示されます。
さらに、英語字幕に対応しているため、海外からの観光客にも楽しんでもらえます。伝統文化であるねぶたの魅力に近づく新たな手法です。
【気軽に体験できるWebAR】
このAR体験は専用アプリを必要とせず、Webブラウザ上で簡単に楽しめるのが特徴です。移動中のデータ通信料を気にせず、手軽にアクセスできるため、誰でも気軽に利用可能です。これにより、AR体験の敷居が大きく下がり、幅広い人々にねぶた祭を楽しんでもらえることを目指しています。
【快適なWi-Fi環境の提供】
ただし、AR体験にはインターネット接続が不可欠です。祭りの際、多くの人々が集まるため、電波がつながりにくい問題が生じていました。この課題を解決するために、シンクレイヤの通信技術を活かし、祭り期間中に利用可能なWi-Fi環境を整備しました。これにより、参加者が快適にARサービスを利用できるようになります。
【未来の祭りを見据えて】
青森ねぶた祭実行委員会の委員長、佐藤様は「AR技術を取り入れることで、より多くの方にねぶたの魅力を届けたい」と語ります。地域の伝統を大切にしつつ新しい技術で観光体験を豊かにすることが、今後の祭り作りの重要な方向性となります。
このように、シンクレイヤによるARサービスの導入は青森ねぶた祭の新たな可能性を広げています。是非、祭りに参加し、この革新的な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。なお、青森ねぶた祭の詳しい情報は、公式サイトをチェックしてください。
シンクレイヤ株式会社は、今後も地域DXサービス構築に貢献し続ける所存です。