新型ステップ運転機能付解凍庫のご紹介
2024年9月2日、フクシマガリレイが新たに発表するのは、「ステップ運転機能付解凍庫ノンフロンタイプ」です。この解凍庫は、急速解凍から低温解凍にスムーズに切り替わる機能を搭載しており、食材の品質を維持したまま短時間での解凍を実現します。特に食材の品質劣化が気になる飲食業界にとっては、まさに待望の製品と言えるでしょう。
ステップ運転機能の特長
この解凍庫は、温度が上昇した段階で自動的に低温モードに切り替わります。これにより、食材は急速にその表面を解凍され、内部は適正な温度で保たれます。具体的には、高温度解凍から始まり、柔らかくなったところで徐々に温度を下げることで、品質を保ったままでの解凍が可能です。また、解凍後は保冷モードに自動で切り替わるため、さらに品質を保つことができます。
環境への配慮
さらに大きな特長は、ノンフロンの冷媒R1234yfを使用している点です。これは地球温暖化係数(GWP)が極めて低く、環境に優しい製品として認識されています。ガリレイグループは、これを「サスティナブルビジョンDramatic Future2050」の一環として位置づけており、企業としての社会的責任を重視しています。
安全性と効率
この解凍庫の安全性にも配慮されています。マイクロチャンネル凝縮器を採用することで、冷媒の封入量が削減され、ガス漏れのリスクも大幅に低減されています。安全性に積極的に取り組むことで、業務用冷凍冷蔵庫の安全性を高めています。
主な対象市場
主にファーストフード店や焼肉店、うどん店、回転寿司店、スーパーマーケットなどの外食産業での導入が狙われています。また、弁当店などでもその効率的な運用が期待されています。このように、多様なニーズに応える製品として、業界での需要が高まることが予想されます。
製品詳細
- - 機種名: QDD-08DDMDX
- - 標準価格: オープン価格
- - 外形寸法: W755 × D800 × H1,950mm
- - 定格内容積: 上室235L、下室232L
- - 製品質量: 155kg
- - 冷却性能: 解凍 0~25℃、保冷 0~10℃
- - 消費電力: 370/386W (冷却時)
- - 電源: 三相200V
今後の展望
この新型解凍庫により、ガリレイグループは年間1,000台の販売を目指しています。飲食業界における食材の取扱いや保存、そして地球環境への貢献が期待される中、同社の新たな一歩が注目を集めています。