女性たちの力で生まれ変わる有田焼の拠点『MONO・NO・SU』
2025年11月13日、佐賀県有田町に新しくオープンする「MONO・NO・SU Ceramists’ Gallery & Shop」。このギャラリーは、佐賀県陶磁器工業協同組合が行うリニューアルプロジェクトの一環として生まれ変わります。参加する15社17名の窯元と6名の伝統工芸士が集い、女性たちの力を結集させ、新たな有田焼の発信拠点を目指します。
リニューアルの背景と理念
「世界レベルであり続けるために、心ひとつに挑戦し続ける」という理念の下、MONO・NO・SUは有田焼・伊万里焼・吉田焼などの素晴らしさを広める場所となります。各窯元や伝統工芸士が自身の技術と情熱を注いだ作品を展示・販売し、訪れた方々はお気に入りの窯元を見つけて、心豊かに新しい器を楽しむことができます。
新たな空間に生まれ変わったギャラリー
リニューアルにあたって、ギャラリー内は全く新しい空間設計となります。展示室はショップスペースやイベントスペース、そしてカフェエリアといった異なる機能が盛り込まれ、訪れる人々が多様な体験をできるように設計されています。特に新設されるキッチンでは飲食も提供され、来場者は快適に過ごすことができます。
季節ごとのテーマ展示
エントランスのショップでは、毎シーズン異なるテーマを設けた展示が行われます。以下は2025年度の展示スケジュールの一部です:
- - 2025年11月13日〜12月26日:「Shall we party?」
- - 2026年2月2日〜3月27日:「春の器、ときめき満開!」
- - 2026年4月13日〜5月24日:「新緑の季節さわやかな器」
- - 2026年6月8日〜8月21日:「夏だ!器も衣替え涼を呼ぶ器」
- - 2026年9月7日〜10月30日:「新米に恋する秋うつわ」
展示期間中はさらなる来訪者の興味を引くために展示替えが行われます。これにより、何度も訪れたくなる魅力溢れるスポットを目指します。
体験イベントで深まる作陶の楽しみ
MONO・NO・SUでは、体験イベントも充実しています。器と食に関連した講座や作陶ワークショップが予定されており、参加者は実際に手を動かしながら有田焼の魅力を体感することができます。たとえば、伝統工芸士の指導による絵付けやろくろ体験などが企画されています。
リフレッシュスペースとしてのカフェ
カフェスペースでは、様々な窯元のカップを自由に選んで利用できるセルフサービス形式の休憩所が設けられています。来場者は思い思いのカップで飲み物を楽しみながら、商談や休息のひとときを過ごすことができます。
オープニングセレモニーと今後の展開
リニューアルオープンを記念するセレモニーも行われ、より多くの方々に新たなギャラリーを紹介します。来訪者が何度でも足を運びたくなるような「やきものの観光拠点」を目指し、地元の窯元の連携を強化しつつ、文化振興や地域の活性化にも取り組んでいくことを約束しています。
新しいMONO・NO・SUは、有田焼を未来へとつなぐ重要な役割を果たしていくことでしょう。今後、この施設が地域のコミュニティスペースとしても発展していくことに期待が高まります。
主催者情報
佐賀県陶磁器工業協同組合
所在地:佐賀県西松浦郡有田町外尾町丙1217
代表理事:田中亮太
公式サイト:
佐賀県陶磁器工業協同組合
この新たな挑戦をぜひ体験してみてください。