新世代狂言師の挑戦が始まる
2026年5月10日(日)、東京都渋谷区に位置する国立能楽堂にて、狂言師野村裕基が主宰する「第一回狂言イデアの会」が開催されます。この催しは、昨年5月に行われた第零回公演が即日完売したことを受けており、期待が高まっています。
イデアとは何か
「イデア」という言葉は、古代ギリシャの哲学者プラトンが提唱したもので、理性によってのみ認識可能な実在を指します。これは、表面的なものに囚われず、心の目で物事を捉えることを意味します。この理念を基に、野村裕基は自身の名を冠した狂言会「狂言イデアの会」を立ち上げました。
昨年の第零回公演では、参加者から高い評価を受け、今回はより多くの方々に狂言の魅力を感じ取ってもらうため、分かりやすい会名に変更し、場所も国立能楽堂に移しました。
プログラム内容
今回の公演では、裕基が独自のスタイルで構築した大曲『金岡』の初演が注目です。彼は、祖父の野村万作と父の野村萬斎から厳しい指導を受けながら、狂言の舞歌に挑戦します。さらに、万作、萬斎、石田幸雄による作品『舟渡聟』も見逃せません。これにはそれぞれの老練な技術が存分に発揮され、観客を魅了することでしょう。
また、裕基と同世代の観世三郎太師による舞囃子『養老水波之伝』や従叔父の野村昌司氏の仕舞『菊慈童』も演目に加わり、豊かな表現が楽しめます。最後は、裕基が奇想天外な狂言『茸』でお開きとなり、賑やかに締め括ります。
野村裕基のプロフィール
野村裕基は、1999年に東京都で生まれ、野村萬斎の長男です。祖父・野村万作から受け継いだ伝統を大切にしながらも、新たな挑戦を続けています。慶應義塾大学法学部を卒業した後、能楽協会の会員として活動しています。
彼は、2003年に3歳で初舞台を果たし、以降多くの舞台に立ちました。特に記憶に新しいのは、2023年に行われた舞台『ハムレット』でのタイトルロールを演じたことです。その他にも、テレビドラマやアニメ作品にも出演し、幅広い表現力を持つ新世代狂言師として多くの賞賛を受けています。
チケット情報
チケットは2026年4月10日からカンフェティにて販売開始です。料金は、S席8,000円、A席5,000円、B席3,000円(全席指定・税込)となっています。この公演は、新世代の狂言師の挑戦を肌で感じる貴重な機会です。ぜひチケットの購入をお忘れなく!
開催概要
- - 日時: 2026年5月10日 14:00
- - 会場: 国立能楽堂(東京都 渋谷区 千駄ヶ谷 4-18-1)
狂言の新たな魅力を探求する「第一回狂言イデアの会」、すべての狂言ファンにとって必見のイベントです!