切削加工における熱処理サービスの進化
2026年1月31日、株式会社ミスミグループ本社のAIプラットフォーム「meviy」が、切削加工に特化した熱処理サービスの拡大を発表しました。新たに複雑な曲面形状への対応や研削加工が可能になり、表面粗さRa0.8までの指定も受け付けるようになります。この進化により、技術的に困難だった部品の精度向上が期待されています。さらに、長納期を選ぶことで、焼入れ部品を通常価格から30%オフで調達可能になるなど、お客さまにとって非常に魅力的なオファーが追加されました。
背景と焼入れの重要性
焼入れは金属部品に対し、高い耐久性と硬度を与えるための熱処理工程であり、特に厳しい環境下で使用される自動車部品や搬送装置にとって不可欠な技術です。成果物の性能や寿命において、焼入れの有無はその成否を大きく左右します。焼入れ処理を行うことにより、部品の耐摩耗性が向上し、長期間の使用が可能となります。
meviのサービス進化
meviyは、2025年5月から切削角物の熱処理をスタートし、その後も公差に対する対応や短納期出荷を実現してきました。顧客からは「短納期で複雑な形状の焼入れ部品を求める要望」や、「納期に余裕がある場合は低コストで調達したい」といった声を受けて、サービスを継続的に拡張してきました。
新サービスの機能拡大により、複雑な形状や高精度が求められる焼入れ部品の調達が容易になり、供給元としての競争力が一層強化されます。長納期を選択することで、コストを抑えたオプションが提供されることで、顧客のニーズにきめ細やかに応えられるようになりました。
新サービスの詳細
リリースされる新サービスは切削加工に特化しており、対象となる材質はSKD11、S50C、S45C、SCM440など多岐にわたります。また、無電解ニッケル処理、硬質クロムの表面処理も選択肢に加わり、多様なニーズに応える体制が整っています。これにより、部品の耐久性が一層強化される期待が持たれています。
未来のものづくりを見据えて
ミスミグループは、「デジタルモデルシフト」を推進し、製造業界での生産性向上に貢献することを目指しています。これまで2000年に業界初のインターネットを用いた注文サービスを開始し、数々のデジタルサービス展開を通じて顧客に価値を提供してきました。特にmeviyは機械部品の3Dデータを基にした即時見積もりを行い、効率的な調達を実現しています。今後もこのような技術を駆使することで、さらなる生産性向上の道が開かれるでしょう。
結論
今回の新サービスの拡大は、焼入れ部品に関する顧客の声に応じた形で実現されており、ますます高度化するものづくりの現場に対して、確かな支援を提供していく姿勢が感じられます。ミスミグループは、今後もこのようなサービスを通じて、モノづくりの未来を切り拓く存在であり続けるでしょう。