学歴に左右されない新しい就職活動『SAIYAJIN』
アッドラストが新たに発表した『SAIYAJIN』は、来たる11月25日からサービスを提供開始します。このプラットフォームは、学生の学歴や肩書きではなく、実際のパフォーマンスに基づいた就職活動を可能にするものです。従来の「学歴フィルター」に依存せず、個々の能力を正当に評価する仕組みを構築しました。
1. SAIYAJINの特徴
『SAIYAJIN』では、現在東西の約70校から250名以上の大学生がインターンとして実務に従事しています。インターンで得られた実績や能力を可視化することで、企業は候補者のパフォーマンスデータに直接アクセスできるようになります。このサービスにより、社会人基礎力や勤怠、営業力といった重要なデータを事前に確認し、学生の選考を行うことが可能です。
具体的には、以下のようなデータが利用可能です:
- - 実行力や規律性、巻き込み力
- - 勤怠や勤務態度、業務集中力
- - 営業力や継続力
企業はこのようなパフォーマンスデータを元に、より精度の高いダイレクトリクルーティングを実施できます。これにより、特に偏差値の高い大学に集中しがちな内定の格差を解消することを目指しています。
2. サービス提供の背景
近年、経団連と大学間での通年採用化の合意により、学歴による就職活動の格差が顕著になってきました。「学歴フィルター」を感じたことがある学生は40%以上に上り、特に早慶クラスの学生に比べ、「その他私立大学」の学生は内定を得る割合が非常に低い状況です。
このような現状を受け、『SAIYAJIN』の開発にはアッドラストの強い理念が働いています。すなわち、学歴に依存しない、より公正な就職活動を実現したいという想いです。
3. 利用方法
『SAIYAJIN』への参加は、学生が専用の応募フォームから申し込み、最低3ヶ月以上のインターンシップを経て実際のデータを活用し始めます。これにより、リアルな業務経験を積むと共に、企業に対して自分自身の能力を証明することができます。
採用企業は、企業用問い合わせフォームからアクセスし、運営事務局による審査を通じてサービスを利用開始することができます。
4. 企業の背景
この新しいプラットフォームを提供する株式会社アッドラストは、2010年に設立され、テレマーケティングを中心とした営業支援サービスを展開しています。これまでに多くの企業に対し、営業マーケティング戦略の立案や人材採用支援を行い、70校以上の大学と連携してきました。
5. まとめ
「学歴至上主義」から脱却し、真の意味での力を評価し合う新しい就職活動の形が、今後の学生たちの未来にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。『SAIYAJIN』が実現するダイレクトリクルーティングの仕組みが、どのようにしてこれまでの採用の常識を覆すのか、多くの注目が集まっています。今後の展開に目が離せません。