東京ビッグサイトで開催される最新技術の展示会「ENEX/DER・Microgrid Japan 2025」

2025年1月29日から31日まで、東京ビッグサイトにて「ENEX/DER・Microgrid Japan 2025」が開催されます。この展示会は、「ENEX地球環境とエネルギーの調和展」として、1977年の初開催以来49回目を迎えるもので、省エネルギーや脱炭素に関する研究開発や技術の最新トレンドを紹介します。

開催概要

本展は、現代のエネルギーレジリエンスを強化することを目的としており、特に「分散エネルギーとデジタル技術の融合」がテーマです。さらに、再生可能エネルギーを促進する「再生可能エネルギー世界展示会」との同時開催となっており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強調します。

展示の見どころ

展示会には、注目の製品や技術が多数出展されます。たとえば、最上インクスからは、配管に簡単に取り付け可能なフレキシブル伝熱フィンが初公開され、参加者は実際に触れて体験できます。また、カンケンテクノはネオンガスのリサイクル率90%以上を実現したエキシマレーザーガス回収生成装置を展示します。この技術は、半導体製造に欠かせないもので、非常に希少なネオンガスのリサイクル化に成功しています。

さらに、SIRCの「IoT電力センサユニット」は、わずか15秒で有効電力を計測する新しい技術で、省エネ対策において特に注目されています。荏原冷熱システムは、都市ガスと比較してCO2排出量を94%削減できる水素焚吸収冷温水機など、多様な技術を紹介。

注目のセミナーも併催

展示会期間中には、さまざまなセミナーも開催されます。1月29日には、地域におけるカーボンニュートラル政策の事例や、マイクログリッドにおける最新の動向についての講演が予定されています。また、1月30日には、エネルギーマネジメントの最新動向と、組織における連携制御のシナジー効果についてのセミナーが予定されており、参加者は新しい知識を得ることができます。

この展示会は、省エネや脱炭素に関心のある方にとって、最新技術や情報を得る貴重な機会です。特にカーボンニュートラルの実現に向けて、各企業がどのような革新を進めているのかを直接確認できるのは、大きな魅力と言えるでしょう。入場は無料ですが、事前登録が必要ですので、公式ウェブサイトでの登録をお忘れなく。