東洋ライスが産業技術功労賞を受賞
2023年6月28日、北海道オホーツクで開催された日本食品保蔵科学会・第74回大会において、東洋ライス株式会社が「産業技術功労賞」を受賞しました。この栄誉は、同社の無洗米や金芽米、さらにおいしい玄米である金芽ロウカット玄米の製造における精米技術の開発と市場創造が高く評価された結果です。
東洋ライス株式会社の背景
東洋ライスは1961年に設立され、以来精米技術の革新を追求してきました。前身となる株式会社東洋精米機製作所の創業から始まり、全自動精米機を開発したことで、日本のコメの品質向上に多大な貢献を果たしています。また、コメの食味を評価するための味度メーターを開発し、科学的評価による信頼性の向上にも注力しています。
同社の精米加工技術は、コメの構造や形状に基づいて独自に開発され、無洗米、金芽米といった新たな米のスタイルを創出しました。これにより、消費者に新しい選択肢を提供し、食文化の多様性を広げています。特に、金芽ロウカット玄米は、炊きやすく食味も良いとして高い評価を受けており、健康志向の消費者にも支持されています。
日本食品保蔵科学会とその役割
日本食品保蔵科学会は、食品に関する研究や技術の向上を目的とした専門的な組織です。食品の低温保蔵や加工、流通の効率化を図り、食生活の安定を目指しています。この学会は、産業技術功労賞を通じて、食の安全と品質向上に寄与した企業や団体を称える取り組みを行っています。
今回の受賞を通じて、東洋ライス社は食生活の向上に向けた取り組みをさらに続ける意欲を示しました。また、精米技術の革新は、今後の日本の食文化をより豊かにする可能性を秘めています。
東洋ライス株式会社の概要
- - 設立:1961年(昭和36年)
- - 資本金:1億円
- - 事業内容:金芽米、金芽ロウカット玄米、BG無洗米の加工・製造・販売、精米機器の開発・製造販売等
- - 銀座本社所在地:東京都中央区銀座5-10-13
- - 電話番号:03-3572-7550
- - URL: https://www.toyo-rice.jp/
この受賞を契機に、東洋ライスはさらなる技術開発を進め、国民の食文化に貢献する企業として成長を続けていくことでしょう。今後の展開にも注目です。