授業参観映画
2021-11-14 10:00:01
親子の多様性を描く短編映画「あした、授業参観いくから。」が公開
実験的短編映画「あした、授業参観いくから。」
2021年12月14日、シアターセブンにて短編映画「あした、授業参観いくから。」が限定劇場公開されます。この映画は、主演に実力派女優の片岡礼子、脚本・監督に安田真奈を迎え、ユニークな視点で親子の関係を探求しています。
映画の背景とあらすじ
本作は、たった7つの台詞を通じて描かれる実験的な脚本が特徴です。同じ台詞が5人の生徒の家庭で繰り返される中、それぞれ異なる親子関係が浮かび上がります。思春期における親子の多様な形を明らかにし、観客に様々な感情を呼び起こす作品です。
主人公・坂口則子は中学の英語教師で、出勤は早朝から。忙しい仕事に追われる日常の中、彼女のクラスには、異なる背景を持つ生徒たちが集まります。両親が共働きの光、母を失った亜輝菜、裕福だが問題を抱える一馬、家事を担うゆかり、そして父親に怯える涼太。授業参観の日、彼らの家庭で繰り広げられる同じセリフは、全く異なる家庭の事情を映し出します。
主演と監督の思い
片岡礼子は、数々の映画や舞台で高い評価を受けてきた実力派。安田真奈監督の作品は、彼女自身の育児経験や児童虐待に関する講演活動から得た深い理解を基にしています。安田監督は「同じ台詞でも設定によって演技が変わる。本作でもその理解と演技が一体となって展開されることを楽しんでもらいたい」と語っています。
上映とワークショップ
映画は12月14日からシアターセブンで限定公開されるほか、上映後には日替わりのトークイベントも実施されます。さらに、安田監督による「演技・脚本ワークショップ」も同時開催され、映画作りに興味がある人にとって、参加する良い機会です。
この映画は、子どもたちの演技に注目が集まっています。オーディションで選ばれた関西の新人俳優たちがメインキャストを務めています。大人キャストには、和泉敬子や前田晃男といった実力派が揃い、舞台は関西に設定されており、地元の役者たちの活躍も見どころの一つです。
親の愛情と家族の絆
台詞の裏にある家族の苦悩や喜びが、見る人の心に響きます。観客はこの映画を通じて、親子の様々な形や愛情のあり方について考えさせられます。家族が抱える問題は普遍的で、映画の中のストーリーが自分自身の経験と重なる部分も多く、共感を呼ぶことでしょう。
今回の作品は、短編映画でありながら深いテーマを持つ感動作。観客が持つ親子への期待や羨望、時には苦悩を浮き彫りにしながら、皆が感じることの出来るメッセージを届けることでしょう。
映画「あした、授業参観いくから。」は、個々の親子関係に新たな視点を提供するとともに、愛と理解の重要性を訴えていく作品です。ぜひ、劇場でその世界に触れてみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社パラサング
- 住所
- 大阪市西区京町堀1丁目8-31安田ビル本館306
- 電話番号
-
06-6445-8111