国際ガールズデーに発信するダヴのメッセージ
10月11日は国際ガールズデー。この日は世界中の若い女性たちにエンパワーメントを促す活動が行われます。その一環として、パーソナルビューティーケアブランド「ダヴ」が特別なキャンペーンを展開しています。「美しさ」に対する画一的な基準に疑問を投げかけるこの広告は、10月7日から13日まで、JR東日本渋谷駅と東急田園都市線渋谷駅に掲出されます。
この取り組みは、10代の女性たちに巷にあふれる「カワイイ」「美しい」という規範について考え直す機会を提供するものです。ダヴが掲げるスローガン「カワイイに正解なんてない」は、特にSNSが日常的に影響を与える現代において、自信を失いがちな彼女たちへのメッセージです。
調査結果から見える若い女性たちの意識
ダヴは、16歳から19歳の女性400人を対象に容姿や体型に関するアンケートを実施しました。その結果、約82.3%が何らかの理由で自分の容姿に自信を失った経験があることが明らかになりました。特にSNSを利用する際に、自分の容姿に不安を覚えることが多いと感じている回答者も多かったのです。
このような結果は、SNSで流れる「かわいさ」や「美しさ」に関する広告や投稿が、若い女性たちに与える影響の大きさを示しています。全体の60%以上が、現状の基準が変わるべきであると感じているものの、自らがその影響を受けているジレンマを抱えています。このアンケート結果は、SNSが10代女性の自己肯定感にどのように作用しているのかを浮き彫りにしています。
ダヴの取り組みとワークショップの開催
ダヴはこのキャンペーンを通じて、ただ美しさを発信するだけでなく、若い世代の自己肯定感を高める活動を行っています。特設サイトを開設し、広告の意図や調査結果を共有します。また、10月中旬からは、都内近郊の中学・高校で「Dove Day」というワークショップを実施する予定です。このワークショップでは、ユニリーバ社員が自ら講師となり、容姿と自己肯定感の関係を学ぶ機会を提供します。
このプロジェクトは、ダヴが創設以来20年にわたり展開してきた「セルフエスティームプロジェクト」の一環です。多くの学生に自己肯定感の重要性を伝えることで、彼女たちが自分自身の美に気づき、自信を持てる世界を目指しています。
なぜ今、自己肯定感が重要なのか
現代の若者たちは、SNSやメディアから絶えず美の基準にさらされています。それに対する不安やプレッシャーが自信を奪う要因となっている中、ダヴは「あなたらしさが、美しさ」という理念を掲げ、あらゆる女性が自らの美しさに目を向ける機会を作り出しています。美しさは決して1つの形ではなく、個々の個性から生まれるものであるというメッセージを広めています。
「美」をみんなで考える際、この国際ガールズデーを契機に、日本の女性たちが自分自身を受け入れ、自信を持てるようになることを願っています。ダヴと共に、あなたの美しさを見つめ直し、心から自分を大切にするきっかけとしてみてはいかがでしょうか。