宇宙旅行プロジェクト
2021-02-17 20:55:50
CRRAが成層圏旅行を実現するプロジェクトを始動!未来の宇宙観光に期待
CRRAが成層圏旅行を実現するプロジェクトを開始
一般社団法人炭素回収技術研究機構(CRRA)が、新たに成層圏への有人飛行を可能にするプロジェクトを始動しました。その名も次世代成層圏探査機「もくもくI」。この機体を用いることで、高度35kmの成層圏で青い地球を眺める体験が、わずか30万円というリーズナブルな価格で実現することを目指します。
プロジェクトを主導するのは、現役の東大生である村木風海(むらき・かずみ)氏。彼は人類初の火星人を目指すべく、最初の一歩をこの成層圏プロジェクトに定めました。最近では、無人ヘリウム風船による成層圏撮影が主流でしたが、有人飛行は非常に困難で、高額なコストがかかっていました。そんな中、「もくもくI」は、ディズニー映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のアイデアを巧みに取り入れ、風船の制御を行うことで、長時間の成層圏滞在を可能にしています。特別な訓練は不要で、誰もが気軽に宇宙の入り口を体験できるのです。
試作1号機の打ち上げに向けたクラウドファンディングも始まりました。これにより、参加者の夢や希望を《もくもくI》で宇宙の空に届けることができます。2072年には「週末はハワイ?それとも宇宙?」といった光景が訪れるかもしれません。
次世代型成層圏探査機・もくもくIの革新
これまで、成層圏に到達するための方法としては、ヘリウム風船を利用し、気圧差でバルーンが破裂して落下するという手法が一般的でした。しかし、この方法では長時間の成層圏滞在は叶いませんでした。CRRAの航空宇宙局(S2)が開発した「もくもくI」は、上昇時に風船の一部を自動的に切り離す仕組みを採用し、風船が割れない状態を維持しながら上昇を行います。また、下降する際も慎重に風船を切り離し、緩やかに降下するため、観測データの質が向上すると期待されています。
有人成層圏探査へ向けた取り組み
CRRAの長期ビジョンには、人が搭乗できるサイズの宇宙船の開発があります。2023年には1人約30万円で誰もが成層圏を体験できることを目指しています。これによって、ハードルが大幅に下がり、特別な訓練を受けることなく、誰もが宇宙に行く夢が実現する可能性があるのです。乗客はロケットのような重力加速度ではなく、リフトのような感覚で宇宙の入り口へと到達できます。
村木風海のビジョン
村木氏は、地球温暖化を止めるための取り組みに加え、火星探査にも力を入れています。彼の研究テーマは、空気中からCO2を回収し、さまざまな有機物を生成すること。その結果、CO2を利用した燃料の生成など、地球温暖化対策を同時に進めようとしています。
CRRAは地球のCO2排出をゼロにすることを目指し、様々な研究プロジェクトを進めています。その中で、2017年に開発したCO2回収装置「ひやっしー」は、誰でも簡単に空気中のCO2を集めることができる革新的な装置です。
夢の宇宙旅行を実現するための支援者募集
今回のクラウドファンディングでは、支援者の夢を《もくもくI》に搭載して成層圏まで届けることができます。参加者は「もっくん願いごと搭乗券」を受け取り、そこに自分の願いを書いて返送することで、夢を宇宙に持っていくことが可能です。
北海道・十勝平野からの打ち上げは2023年3月20日を予定しており、多くの人々の想いが青い宇宙に向かって旅立ちます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人炭素回収技術研究機構
- 住所
- 東京都江東区有明3丁目7-18有明セントラルタワー 17F
- 電話番号
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