深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾 3期生が深海の世界にダイブ!
「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」の3期生がスタートし、6月30日(日)にキックオフイベント「第1回深海基礎講座」が開催されました。
数多くの応募者の中から選ばれた深海スーパーキッズ10名は、沼津工業高等専門学校の生徒たちと一緒に、深海の不思議について学び、未来の深海研究者への第一歩を踏み出しました。
深海への興味関心を育む、充実したプログラム
イベントは、静岡市清水区にあるMAOI機構で開催され、小学校5年生から中学校3年生までの子供たちが集まりました。
まずは、沼津高専の先生から駿河湾の特徴や深海の生態系について講義を受け、深海への理解を深めました。
その後、沼津高専の生徒たちが、これまでの深海調査や研究成果を発表しました。
深海ドローンを使った調査や、オオグソクムシの生態観察、さらにはSNSを活用した鯨類調査など、多岐にわたる活動内容に、子供たちは熱心に耳を傾けていました。
未来の研究者への第一歩、グループ発表で個性を発揮
講義の後には、発明理論である「TRIZ」を用いて、子供たちは自分の「過去」「現在」「未来」を付箋に書き出し、沼津高専の生徒たちと一緒にグループ発表を行いました。
グループワークを通して、子供たちは自分の考えをまとめ、相手に伝えるという貴重な経験をしました。
発表後には、子供たち同士で活発な質疑応答が行われ、緊張していた雰囲気も和らいでいきました。
深海への愛と仲間との絆を育む、未来への期待
3時間以上のプログラムにもかかわらず、子供たちは最後まで真剣に取り組み、深海への関心をさらに深めました。
今回のイベントでは、子供たちは深海について学び、仲間と交流することで、未来の研究者への夢を膨らませました。
次回のイベントでは、沼津港深海水族館を訪問予定です。
深海スーパーキッズたちが、これからどんな夢を叶えていくのか、今後の活動に注目です!
プロジェクト概要
名称: 深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾
主催: 一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会
協力: 沼津工業高等専門学校
目的: 次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として、子供たちの深海への興味関心を高め、未来の深海研究者を育成すること。