NABLAS株式会社、革新的なフェイク検知サービス「KeiganAI」をリリース
近年、社会全体での情報の信頼性が問題視されています。そんな中で、NABLAS株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役所長:中山浩太郎)は、画像、動画、音声、テキストなど多様なデータ形式に対応し、フェイク情報の検知やファクトチェックを行う新しいサービス「KeiganAI」をリリースしました。これにより、幅広い情報源から真実を見抜く手段を提供することを目指しています。
サービスへの想い
NABLASは2021年からディープフェイク技術やその社会への影響に注目し、技術研究を行ってきました。近年、生成AIの進化に伴い、フェイクコンテンツの高度化が進んでおり、特にSNS上での情報拡散の速さから信頼性の低下が懸念されています。このような背景から「KeiganAI」は開発されたもので、「慧眼」という意味を持つ名前には、真実を見抜く力を持つサービスでありたいという願いが込められています。
KeiganAIの特徴
1. 幅広いデータ形式への対応
「KeiganAI」は、業界でも数少ない画像、動画、音声、テキストといった多様なデータ形式を対象にフェイク情報の解析を行います。特に、SNSで情報が拡散する際に疑わしいコンテンツのURLを用いた解析機能も備えており、生成物の検出やファクトチェックなど多角的なサービスを提供します。
2. AIエージェントによるファクトチェック
このサービスでは、AIエージェントが主張の抽出から証拠情報の取得、真偽判定に至るまで、一連の分析を自律的に行います。この手法により、従来に比べてより迅速かつ正確な情報確認が可能となっています。
3. 高精度な検出技術
「KeiganAI」は、複数の異なる検出手法を持つ3つのモデルを組み合わせて、動画フェイク検出を行います。これにより、各モデルの得意とする検出結果を総合的に分析し、高い精度での判定を出すことができるのです。
提供する強みとは
判定根拠の可視化
判定の根拠をユーザーが視覚的に理解できるように、ヒートマップや波形データを提供し、不明瞭な部分を説明する機能を持っています。これにより、結果についての納得感が向上し、社内外への説明が容易になります。
データセントリックな基盤
AIモデルの改良に重きを置くのではなく、データ自体を重視した設計が施されています。これにより、新たな生成手法にも迅速に対応可能で、精度を常に向上させていく体制を整えています。
カスタマイズ性の高いデータ取り扱い
クライアントのニーズに応じて、データセキュリティに配慮した柔軟なカスタマイズが可能です。機密データを保持する環境でも安心して利用できるように配慮されています。
今後の展望
今後は「KeiganAI」のさらなる精度向上と技術革新を進めると同時に、AIエージェントシステムの開発を推進する計画です。通信事業者や政府機関と連携し、幅広い業界でのフェイク検知やファクトチェック機能の強化を図ります。地域社会の情報信頼性向上に寄与することを目指しています。
お問い合わせ
「KeiganAI」に関する詳細な情報やデモの利用、導入については、NABLAS株式会社の公式サイトから問い合わせが可能です。興味がある方はぜひお立ち寄りください。
NABLAS株式会社について
東京大学発のベンチャーであるNABLASは、AI人材教育や最先端のAIソリューションを提供する研究所です。AI技術の導入を通じて、より良い未来に向けてソリューションを提供し続ける使命を持っています。
会社概要
- - 社名:NABLAS株式会社
- - 代表者:中山浩太郎
- - 本社所在地:東京都文京区本郷6-17-9 本郷綱ビル1F
- - 設立:2017年3月
- - 事業内容:AI人材育成、コンサルティング、研究開発
- - URL:NABLASの公式サイト