福岡県では、半導体とデジタル産業の発展を目的とした「福岡県半導体・デジタル産業振興会議」が8月20日(火)に講演会・交流会を開催します。このイベントには、世界トップクラスの半導体企業や研究機関、優れた人材を育成する理工系大学が参加し、多くの企業が集まります。
この振興会議は、半導体とデジタル産業の成長を支えるため、地元企業のサプライチェーン強化や人材育成に注力しています。特に、国内外の企業との取引機会の拡大や、新商品の開発に向けた取組みが成果を上げており、専門的な人材の育成にも力を入れています。
講演会のオープニングでは、福岡県半導体・デジタル産業振興会議の会長である津田純嗣氏(株式会社安川電機 特別顧問)や福岡県知事の服部誠太郎氏からの挨拶が予定されています。続いて、基調講演としてインテル株式会社の代表取締役会長、鈴木国正氏が「次世代半導体と最先端実装技術の展望」について話します。さらに、鈴木氏と福岡半導体リスキリングセンターのセンター長、黒田忠広氏とのトークセッションも行われ、九州の半導体産業における未来の展望が語られる予定です。
特別講演として黒田氏が「三次元実装技術の可能性と人材育成」についても講演し、技術革新に伴う人材育成の重要性が強調されます。
また、午後のセッションでは、振興会議の取組成果を紹介する時間が設けられており、特にアスカコーポレーションや上野精機の取り組みが注目されます。最後に、交流会が行われ、参加者同士のネットワーキングの場となる予定です。
このイベントは、福岡県内の半導体関連企業や研究機関にとって貴重な情報交換の機会となります。また、参加者は事前に申込が必要で、定員は300名です。講演会は無料ですが、交流会は有料となります。
参加方法や詳細な情報は、福岡県半導体・デジタル産業振興会議の公式ウェブサイトから確認できます。日本の半導体業界は急速に成長している中、福岡県が果たす役割がますます重要になっています。この講演会を通じて、新たなビジネスチャンスやパートナーシップを築く貴重な機会をお見逃しなく。