セルフヘルプの意義
2024-12-04 12:29:29

セルフヘルプグループの認知度、理想的な支え合いの社会とは

セルフヘルプグループの認知度とその意義



一般社団法人wreathが運営するセルフヘルプグループのプラットフォーム「wreath(リース)」が行った調査によると、セルフヘルプグループの認知度はわずか15.4%であることがわかりました。この調査は、共通の悩みや生きづらさを抱える人々の支え合いを目指すもので、社会におけるセルフヘルプグループの位置や参加状況を明らかにすることを目的としています。

調査の背景と目的


wreathは、病気や障害、依存症、不登校、引きこもりなど、さまざまな悩みを抱える人々が互いに支え合えるような社会の構築を目指しています。このような考えのもと、今回の調査を通じて、セルフヘルプグループの社会的理解を深め、その重要性を認識してもらいたいと考えているのです。

調査結果の概要


調査は2024年11月11日から13日の間にインターネットで実施され、全国の20歳から69歳までの男女2202人が回答しました。以下は主な結果です。

1. セルフヘルプグループの認知度は15.4%
調査の結果、参加者の中で「内容をよく知っている」は2.9%、また「内容をある程度知っている」が3.8%、最も多かった「言葉は知っているが内容はわからない」が8.7%となりました。これにより、全体の認知度は155%に留まっていることが明らかになりました。

2. 自助グループの認知度は21.5%
セルフヘルプグループはしばしば自助グループとも呼ばれますが、こちらの認知度は21.5%に達しています。「内容をよく知っている」が2.0%、内容をある程度知っているが6.6%、言葉は聞いたことがあるが内容は知らないが12.9%という結果でした。

3. セルフヘルプグループへの参加率は5.5%
調査対象者の中で、セルフヘルプグループまたは自助グループに参加したことがあると答えたのはわずか5.5%でした。

4. 知ったきっかけはインターネット
参加経験者に、そのグループを知るきっかけについて尋ねたところ、最も多かったのは「インターネットでの検索」で27.3%、次いで「病院やクリニックの広報物」を通じての発見が26.4%という結果でした。

取り組みの意義


大阪公立大学の松田博幸准教授は、セルフヘルプグループの重要性を指摘し、社会に対する意義を強調しました。参加したことがない人たちが「言葉は知っていたが参加していない」といった観点は、今後の認知度向上において重要なヒントになるでしょう。また、活動を促進するための資源やサポートを検討する必要があります。

セルフヘルプの未来へ


調査結果を受けて、wreathは今後、健全な社会づくりを進めるべくセルフヘルプグループに対する認知を高める活動に注力していくことを目指しています。日常生活の中で、病気や障害に直面する可能性は誰にでもあるため、セルフヘルプグループが役立つ選択肢として広く認識される環境作りが必要です。

まとめ


今回の調査を通じて明らかになったセルフヘルプグループの認知度は、社会の支え合いの重要性を再認識させるものでした。まだ道半ばではありますが、今後の取り組みによって、多くの人がセルフヘルプグループの存在を知り、サポートを得られる未来が期待されます。


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会社情報

会社名
一般社団法人wreath
住所
兵庫県神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号カサベラ国際プラザビル707号室
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