世界遺産20周年！便利なデジタルきっぷが登場

紀伊山地の霊場と参詣道が2024年に世界遺産登録20周年を迎えるにあたり、近畿日本鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社の3社は、「高野山・吉野世界遺産登録20周年記念デジタルきっぷ」を発売します。この新しいデジタルきっぷは、2024年7月29日から12月30日までの期間に購入可能で、スマートフォンを活用した利便性が特徴です。

デジタルきっぷを利用することで、窓口に立ち寄らずにオンラインでの購入から実際の利用までを一貫して行える便利なサービスが実現します。これにより、利用者は高野山と吉野をシームレスに移動できるメリットを享受できます。また、このデジタルきっぷには高野山内で運行される南海りんかんバスの2日間フリー乗車券や、吉野エリアの飲食店やお土産店で利用できる優待特典も含まれており、観光をより一層楽しめる内容となっています。

デジタルきっぷの概要は以下の通りです。まず、発売期間は2024年7月29日から12月30日までであり、利用日当日から1ヶ月前までの購入が可能です。また、利用期間は2024年7月29日から12月31日までで、乗車開始日から2日間の有効期限があります。

このデジタルきっぷは、近鉄、南海、西日本旅客鉄道の各駅で利用可能で、特に京都駅や難波駅、高野山駅など主要な駅からアクセスができます。利用者は指定された駅のいずれかから出発し、片道の利用に限られるルート設定がなされています。

さらに、今回のデジタルきっぷの購入は「スルッとKANSAI協議会」が提供するQRコードを使用したデジタル乗車券サービス「スルッとQRtto」のサイトで行えます。会員登録を済ませた後、クレジットカード決済での購入が可能で、発売開始日の午前4時からアクセスできます。窓口での販売は行われていないため、注意が必要です。

利用の際は、近鉄や南海の場合の自動改札機でQRコードを読み取って入場し、JR西日本の場合は有人改札でQRコードを係員に提示することで乗車が可能です。南海りんかんバスや特典の利用も同様にスマートフォン画面に表示させて係員へ見せることで簡単に済ませられます。

この夏、紀伊山地の美しい自然と文化遺産をデジタルの力を借りて楽しむ絶好のチャンスです。ぜひ、デジタルきっぷを利用して、歴史と美しさあふれる高野山と吉野の旅を満喫してください！