食べチョクとエスプールが共創する持続可能な農業の未来
日本最大の産直通販サイト『食べチョク』を運営する株式会社ビビッドガーデンが、障害者雇用支援を行うエスプールと協力して新たなプロジェクトを開始しました。このプロジェクトの目的は、障害者が働く農園で収穫された野菜の価値を高め、販路の拡大を図ることです。これにより、持続可能な農業経営モデルを構築すると同時に、障害者の働く意味やウェルビーイングを向上させることを目指しています。
プロジェクトの背景
ビビッドガーデンは、生産者の魅力やこだわりを伝えることを重要視しており、全国に広がる1万を超える生産者を支援してきました。一方で、エスプールが運営する「わーくはぴねす農園」では、約5000名の障害者が自らの手で野菜作りに取り組んでいます。しかし、今までのところ、その収穫物の多くは寄付や福利厚生にとどまり、経済的な価値が完全には発揮されていない状況でした。
この課題を解決するため、ビビッドガーデンはエスプールと協力し、収穫物にストーリーを付加し、一般消費者に届けるモデルの構築に挑戦します。障害者が働く現場での農業を、ただの寄付や福祉的支援としてではなく、自立したビジネスとして成り立たせることが狙いです。
実証実験の内容
今回のプロジェクトにおける実証実験(PoC)では、エスプールの農園(板橋・茂原)を訪れ、『食べチョク』が以下の支援を行います:
- - 商品設計
- - 販売ページ制作
- - 写真撮影・コピーライティングの支援
- - 販促・レビュー設計
- - D2C運用に関する助言
この支援を通じて、販売スキームの検証を行い、どのようにして収穫物を消費者に届け、販売を行うかを探っていきます。
今後の展望
今後、この実証実験の結果を受けて、「わーくはぴねす農園」を利用するおよそ700社への展開を検討しています。また、ビビッドガーデンは、農業が持つさまざまな可能性を広げ、障害を持つ方々が生産するこだわりの農産物が消費者に選ばれる持続可能な農業の形を共創していくことに注力していきます。
会社情報
エスプールは、障害者雇用支援を中心に、環境経営や地方創生をサポートするソーシャルビジネスを展開する企業です。詳細な会社情報は、
こちらをご覧ください。
『食べチョク』は直接生産者から食材を購入できる人気の通販サイトで、特に全国の農産物を取り入れた新しい販売モデルで注目されています。詳細については公式サイトをチェックしてください:
食べチョク。
この新たな取り組みを通じて、障害者の社会参加が促進されることを期待しています。農業と福祉の新しい形が生み出される瞬間を、これからも見守っていきたいと思います。