株式会社DeNA川崎ブレイブサンダースの2023-24シーズン事業成績
株式会社DeNA川崎ブレイブサンダースは、2023-24シーズンの事業成績を発表しました。このシーズンは、2023年7月から2024年6月を対象としており、記録的な成功を収めています。
売上の向上
今シーズンの主要な収入源について見てみると、入場料収入は約6.1億円と前年から0.9億円の増加を見せ、グッズ収入は2.1億円(前年対比+0.7億円)、スポンサー収入は8.5億円(前年対比+1.4億円)と順調に伸びています。これらを足し合わせた全体の売上は21.9億円で、前年同期比で3.8億円の増加となっています。
このような成績は、川崎ブレイブサンダースのファンからの支持が反映された結果として評価されます。しかし、同時に為替影響やチームの強化に伴う人件費の増加が影響して、費用は23.2億円となり、前年よりも2.6億円の上昇が見られました。それでも営業損失は124百万円にまで改善され、前年の損失に比べ50%の改善がなされています。
特に注目すべきは、クラブの実力値が特別協賛金を除いて着実に黒字化に向かっているという点です。これは、今後のクラブ発展に向けて期待が寄せられる材料となります。
スクール事業の進捗
川崎ブレイブサンダースはまた、バスケットボールスクールの成長においても目覚ましい成果を上げています。2022-23シーズン時点でBリーグ最大のユース・スクール関連収入を記録したデータが示すように、DeNAが承継する前はわずか30人の生徒のみだったスクールが、2024年にはバスケットボールスクールだけで2,000人以上(チアスクールを含むと2,200人超)を抱えるまでに成長しました。これにより、国内最大規模のスクールとなることが実現しました。
この成功は、クラブが掲げる「MAKE THE FUTURE OF BASKETBALL ~川崎からバスケの未来を~」というミッションの達成に向けた重要な一歩であると言えます。これからも川崎ブレイブサンダースは、未来のバスケットボールに向けてさらなる発展を目指す取り組みを続けていくことでしょう。
今後も川崎ブレイブサンダースの活躍に注目し、その成長を支え続けたいところです。