クラフトバンクの新戦略
2021-06-15 12:00:07
クラフトバンク、新たな経営体制と資金調達を発表し事業拡大へ
クラフトバンクの経営体制変更と資金調達
クラフトバンク株式会社は、経営体制の刷新とともに約3.5億円の資金調達を行うことを発表しました。新しいガバナンス体制として、代表取締役に韓英志氏、取締役に前島俊樹氏を迎え入れ、社外取締役には本多央輔氏、社外監査役には佐々木正将氏が就任します。
今回の資金調達は、2021年4月15日に実施された会社分割の後、既存株主であるDCM Venturesやみずほキャピタルを含む新たな株主からの出資を受けます。特にデライト・ベンチャーズや三菱UFJキャピタルといった重要な投資家が関与し、それに加えて業界での経験を持つ個人投資家も加わります。これにより、クラフトバンクはさらなる成長基盤を築くことができるでしょう。
資金調達の目的と今後の展望
資金調達の用途は、新規プロダクトの開発やチームの強化です。特にプロダクトマネージャーやデザイナー、セールス、マーケティング分野での人材を確保し、効率的な事業運営を目指します。クラフトバンクは、職人技術の存続と受発注の効率化を両立するため、事業拡大のスピードを加速させる計画です。
これに伴い、今年5月に新たに開設した「クラフトバンク建設DX相談窓口」では、テクノロジーを活用した採用、ブランディング、業務改善ツールの選定、デジタルマーケティングなど、幅広いDX支援を行っています。このサービスの導入により、登録企業数も増加し、全国約23,000社の建設工事会社がクラフトバンクのプラットフォームを利用する状況が整いました。
クラフトバンクのサービスと強み
クラフトバンクが提供する「クラフトバンク協力会社紹介」サービスは、発注企業と工事会社の直接マッチングを促進するもので、多くの成功事例を生み出しています。特に施工力データベースを活用することで、工事案件に最適な協力会社を迅速に手配することが可能です。このデータベースには、施工技術だけでなく、主要取引先や売上、希望単価など多岐に渡る情報が蓄積されており、業界での競争力を高めています。
さらに、クラフトバンクは内装工事の専門知識も活かしながら、他には類を見ないサービスの提供を目指しています。その成果は、顧客からの高い評価に結びついています。
会社概要
クラフトバンク株式会社は、建設業界に特化した工事受発注プラットフォーム「クラフトバンク」を運営しています。2020年から日本最大級の工事会社施工力データベースを活用し、協力会社の紹介サービスを展開してきました。会社分割を経て、サービスの質をさらに向上させ、業界のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。今後も、新たな技術やサービスを通じて、建設業界の発展に寄与することを目指しています。
会社情報
- 会社名
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クラフトバンク株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋久松町12-8プライム日本橋久松町ビル8F
- 電話番号
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