シングルマザーを支える新企業、ルータスワークスの設立

新たな働き方と暮らし方を提案する株式会社ルータスワークスの設立

2023年9月に、女性が望む働き方と暮らし方をデザインする株式会社ルータスワークスが東京都世田谷区に設立されました。ルータスワークスは、シングルマザーの生き方を応援する一般社団法人ルータスの活動をより発展させる形でスタートしました。この設立は、現代社会であらゆる課題を抱える女性たちに新たな選択肢を提供することを目的としています。

設立の背景

　ルータスワークスの代表である大原康子氏は、2021年にシングルマザーを支援する一般社団法人ルータスを設立しました。この団体は、子育て家庭に対する食の支援やイベントの開催を通じて、親と子のより良い生活を目指してきました。しかし、より一層「働く」ことと「暮らす」ことに焦点を当てた活動が求められるようになり、新たに株式会社を立ち上げる運びとなったのです。

事業内容

　株式会社ルータスワークスは、二つの主要部門を展開しています。まず一つ目は「制作・マーケティング部門」です。この部門では、依頼を受けてさまざまなプロジェクトを手がけ、ライティングやデザイン等の専門知識をもつワーカーをアサインして、案件を進行します。特に、子育て中の母親に焦点を当てたワーカーたちが中心となり、自分らしい働き方を追求できる新しい職場環境を提供します。
主な業務としては、Webサイト企画や広報PR、記事コンテンツのディレクション、SNS管理などが含まれます。

　次に二つ目の部門は「ハウジング部門」です。この部門は、シングルマザーに配慮した住環境を提供する企業や団体と提携し、親子が快適に暮らせる住まいの提案を行います。ここでは、親子の暮らしに関するコンサルティングやコミュニティの管理なども手がけていきます。

代表メッセージ

　大原氏は、現代社会の中でシングルマザーが直面する困難に対して、周囲のつながりや支えの重要性を強調しています。自身の経験から、シングルマザーの立場で育児や生活を支える取り組みが社会に必要だと語ります。「私自身、多くの恩恵を受けた経験をもとに、他の親子にもその支えを提供していきたい」と、大原氏は強い意志を示しています。

ルータスワークスのビジョン

　ルータスワークスでは、女性たちが自ら望む生き方を実現できる環境を整えるために、今後も尽力していく意向を示しています。具体的には、シングルマザーに優しい事業を展開し、育児と仕事の両立を支援するためにさまざまなプログラムを考案。シングルマザーが安心して働ける職場や、居住環境の提供を進めていきます。
そのためには、一般向けだけでなく、企業や団体とも連携し、幅広いネットワークを持続的に構築していく必要があります。