永里優季が現役引退を発表
女子サッカー界の立役者、永里優季選手が2025年3月4日をもって現役を引退することを発表しました。これまで30年間にわたりサッカーに情熱を注ぎ、心から愛してきたこのスポーツからの卒業を決意した永里選手。彼女のコメントを通じて、その思いをお伝えします。
サッカーとの30年
永里選手は「30年間、ボールを蹴り始めたその日から、サッカーは私の人生でした。結果を追い求め、自分自身に挑戦し、勝利も敗北も味わいながら成長してきました」と述べています。サッカー選手としての厳しい道のりや、多くの喜びと悲しみを共にした日々について振り返りました。
彼女は「どの瞬間にも意味がありました」と強調し、支えてくれたファンやチームメイト、コーチ、スタッフ、そして家族への感謝の気持ちを述べています。「決して1人ではなかった」と感じられたサポートがあったからこそ、乗り越えられた苦しい壁が多くあったと続けました。これからの人生に向けて、改めて感謝の気持ちでいっぱいだと語りました。
引退の決断
「この決断は簡単なものではありませんでしたが、今は清々しい気持ちです」と永里選手は続けます。プロアスリートとしての生活を経て、彼女はサッカーにおいて新たな形で関わっていくという意向も示しています。永里選手は「探究心を忘れず、サッカーを成長させていく手助けをしていけたらと思っています」と、今後の活動に対する前向きな姿勢を見せています。
コネクトの支援
永里選手は今後もコネクト株式会社を通じて、各種イベントやメディア出演の依頼に応じる予定です。サッカーの普及を目指す活動にも参加予定とされています。ファンや関係者へのお願いとして、「これからの私にも期待してほしい」と締めくくっています。
永里優季の足跡
彼女は女子サッカーの礎を築いた立役者であり、2011年のW杯初優勝やオリンピック銀メダルなど、多くの栄光を手にしました。プロとしてのキャリアはドイツでスタートし、その後、イギリスやアメリカ、オーストラリアリーグで活躍。得点王やチャンピオンズリーグ優勝の実績を持つなど、日本女子サッカー界の歴史を彩ってきました。また、LGBTやジェンダーのテーマについても積極的に発信し、社会問題への意識を高めてきた姿勢も高く評価されています。
今後の展望
コネクト株式会社は、そんな永里選手の新たな挑戦を支援していくとともに、アスリートマネジメントに大きな力を入れています。プロ選手としての経験を次世代に伝えていくことを重要なミッションとし、彼女の意志を尊重し、サポートに徹するとしています。
永里優季選手が歩んできた道は、多くの人々に刺激と感動を与えました。引退後もその影響力は続くことでしょう。ファンにとっては感慨深い引退ですが、これからの彼女の新たな活動にも注目が集まります。