霞ヶ関キャピタルがホテル運営会社の株式を完全取得

霞ヶ関キャピタル、ホテル運営会社を完全に取得

霞ヶ関キャピタル株式会社が、連結子会社であるfav hospitality group（FHG）を通じて、ホテル事業を展開するミッドインホテル株式会社およびパンテオン地所株式会社の株式を100%取得しました。この動きは、同社が観光立国の実現や地域振興に寄与するために、ホテル開発を強化する狙いがあります。

1. 取得の背景

近年、観光業の重要性が増す中で、霞ヶ関キャピタルは多人数向けのホテルブランド「fav」「FAV LUX」「seven x seven」などを展開し、グローバルな観光需要に応えています。今回の株式取得は、地域創生を目的とする同社の戦略的なステップとなっています。ミッドインホテルとパンテオン地所の2社は、好立地に3つのホテルを展開しており、これを一括して取得できる珍しい機会があったため、積極的に進めることとなりました。

2. 取得した会社の概要

ミッドインホテル株式会社

- 設立年月: 2009年7月27日
- 事業内容:
1. ホテル業
2. 飲食店の企画・運営
3. リース業
4. メンテナンス業務全般
5. 不動産の売買・賃貸業

この会社は、ホテル運営のみならず、飲食業や不動産管理にも幅広く取り組んでいます。

パンテオン地所株式会社

- 設立年月: 1999年2月2日
- 事業内容:
1. ホテル運営
2. 住宅・マンション事業
3. 不動産の売買介助
4. 不動産流動化事業
5. アセットマネジメント

両社の統合的な運営により、地域経済への貢献やサービスの向上が期待されます。

3. 株式取得の詳細

この株式取得を通じて、当社のAUM（アセット・アンダー・マネジメント）が拡大する見込みです。今後は、既存の3物件に対してリブランドやリノベーションを行い、さらなるバリューアップを進める方針です。

4. 今後の展望

今回は、連結業績に与える影響は軽微であると考えられています。ただし、将来的に業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には、迅速に開示する予定です。新たに取得した施設は、地域観光の拡充にも寄与するでしょう。

この株式取得によって、FHGグループは、持続可能で競争力のあるホテル事業を推進し、観光業界でのプレゼンスをさらに強化していくことが期待されます。