千里中央地区再開発計画：活性化に向けた新たな取り組み

千里中央地区再開発計画の全容

大阪府豊中市にある千里中央地区では、地域の活性化を目指した再開発が現在進められています。このプロジェクトは、2016年から継続的に議論されているもので、地元の自治体である大阪府や豊中市、そして地権者たちが参加する「千里中央地区活性化協議会」のもとで進行中です。

先日、この協議会は「千里中央地区活性化基本計画」の改定版を策定しました。この計画では、千里中央駅の東側に新たな商業核を形成し、多様な魅力を持った競争力のある地域づくりが方針として掲げられています。

再整備計画の概要

この新しい計画に基づき、阪急阪神不動産株式会社（HHP）は、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社（H2O）と連携し、千里阪急百貨店および千里セルシーの敷地と千里阪急ホテルの敷地を統合せず再開発する「千里中央地区再整備計画」を進めていきます。

具体的な内容としては、両敷地間を結ぶ廃道を利用し、新設されるバス・タクシー乗り場の上空を活用した大街区への改編を考えており、延床面積約10万平方メートルの大規模商業施設を新設する計画です。この商業施設は、千里阪急百貨店が中心となります。

また、千里阪急ホテル敷地では、新しい商業施設とともに隣接する千里東町公園との連携が図られ、地域の賑わいや交流を促進する機能が導入される予定です。さらに、様々なイベントを通し、新たな生活スタイルを提案し、地域の憩いの場としての「賑わい広場」の整備や、駅から公園へと続く歩行者用ネットワークのバリアフリー化も進められます。

豊中市との連携

阪急阪神ホールディングスグループ（HHHD）は、2022年に豊中市との包括連携協定を締結して以来、地域との緊密な協力関係を築いてきました。この協定に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めるとともに、より魅力的な地域づくりの実現にも努めています。

千里中央地区の再整備計画を通じて、北部大阪を代表する拠点としての役割を果たすことを目指しています。

開発の具体的なプランやスケジュールについては、今後関係者の協議や事業計画の確認を経て、決まり次第お知らせされる予定です。