観光DXという新たな時代の幕開け
近年、地域経済活性化の新たな鍵として注目されているのが"観光DX"です。この流れを一層促進するため、一般社団法人自治体DX推進協議会(GDX)は新たにtripla株式会社の入会を発表しました。tripla株式会社は、宿泊施設向けITソリューションを提供する企業として、8,000以上の施設にそのシステムを展開してきた実績を持っています。
triplaの革新的な予約プラットフォーム
特に注目すべきは、tripla㈱が福島市観光コンベンション協会と連携している「観光協会・DMO向け一括予約プラットフォーム」です。このプラットフォームは、地域内の宿泊施設を一括で検索・予約することができ、地域全体の観光プロモーションを強化する役割を果たしています。具体的には、福島市が運営する「福島市観光ノート」に組み込まれ、導入からわずか2週間で約300人もの会員が登録されたとのことです。これにより、宿泊施設は自らの公式サイトの予約設定を行うだけでDMO側にも反映され、業務負担を軽減しつつ予約機会を拡大できる仕組みが実現されています。
観光プロモーションと経済活性化の一体化
この新しいプラットフォームの導入は、観光業界における革新を象徴しています。観光DXの進展は、地域の観光資源を統括的に活用するDMOの能力を最大限に引き出し、地域住民や観光客に対して新たな体験を提供する力を持っています。
また、tripla株式会社の顧客には、予約エンジン「tripla Book」やCRM・マーケティング オートメーションサービス「tripla Connect」など、多岐にわたるサービスがあり、地域の宿泊業界におけるデジタル変革をサポートしています。これらのサービスは、宿泊業界に特化したSaaS型のものであり、特にAIチャットボット「tripla Bot」の提供は、宿泊施設の自社予約の比率を向上させる大きな要因となっています。
読者に向けた期待
さらに、この取り組みは『自治体DXガイド Vol.6』における特集「シティプロモーション・観光DXの潮流」にも掲載されており、地域の可能性を広げる先進的な事例としても注目を浴びています。今後もGDXとtriplaは連携を深め、デジタル技術を駆使して地域観光の振興と経済活性化を推進する計画です。
この取り組みが今後どのように地域に影響をもたらすのか、また、他地域への展開が期待されるところです。当誌も引き続き、観光DXの進化に注目し、読者の皆様に新たな情報をお届けして参ります。
tripla株式会社の基本情報
- - 会社名:tripla株式会社
- - 所在地:東京都新宿区西新宿4丁目15−3 住友不動産西新宿ビル3号館
- - 設立:2015年4月15日
- - 資本金:8億6,158万円
- - 代表者:高橋 和久(CEO)
- - URL:tripla株式会社公式サイト
このように、新たな観光DXの波が訪れ、地域経済が潤いを取り戻すことが期待されています。GDXとtriplaの連携が今後も持続的に地域社会に貢献することを願っています。