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コワーキングスペース『G's BASE FUKUOKA』が受賞

福岡にあるコワーキングスペース『G's BASE FUKUOKA』が、2021年のドイツデザイン賞を受賞しました。このプロジェクトは、アートディレクションをMYDO LLCが担当し、設計を野本設計が手掛け、プロジェクトマネージャーとしてトレイルヘッズが関与しています。2018年11月に開業したこの施設は、エンジニアや起業家の育成を目的とした「G's ACADEMY」と、クリエイターや起業家向けのコワーキングスペースを併設しています。

プロジェクトのコンセプトは「セカイを変えるGEEKになろう」。多様なアクティビティに対応するため、従来のオフィス空間とは異なる、工場の資材を用いたフレキシブルなモジュラーユニットを導入しました。これにより、利用者は自由に空間を変化させることができます。透明性と開放感を重視したデザインは、多くのスタートアップ企業によって評価され、実用的であると同時にスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。

審査員は、ユーザー目線から見た自由度の高さや、シンプルで機能的な家具の配置、鮮やかな色使いが印象的であると評価しました。このデザインは、若いスタートアップ企業が持つ実利的なセンスを反映しており、空間にモダンさと活気をもたらしています。

この受賞について、プロジェクトマネージャーであるトレイルヘッズの山口氏は、「クライアントとの共鳴が生まれ、唯一無二の空間が誕生しました。素材選びやデザインにおいて、トレンドに縛られないアプローチが特徴的です。この受賞は大変嬉しく、今後の励みになります」とコメントしています。

デザイン賞について

ドイツデザイン賞は、2012年から毎年開催される国際的なデザイン賞であり、コミュニケーションデザインやプロダクトデザインのユニークなトレンドを見つけ出して表彰することを目的としています。受賞には厳しい審査が行われ、多くの国からのエントリーが集まるため、今回の受賞は特に価値が高いものとなります。

今後、トレイルヘッズは、働く場の価値を高め、個人や企業が持つ「らしさ」を引き出すデザインに力を入れていく計画です。彼らの取り組みにより、これからも新しいデザインの場が生まれることでしょう。福岡の『G's BASE FUKUOKA』はその一例であり、今後の展開にも注目です。

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