壁紙ブランド「WhO」が新たなデザインを発表
インテリア素材や壁紙の制作を手がける「WhO(フー)」が、クリエイターが順次デザインを引き継ぐユニークなプロジェクト「CREATORS CIRCLE」の新作を発表しました。7月23日にリリースされた新柄は、静岡県出身の写真家、青木遥香によるもので、彼女が撮影した写真に基づいています。
このプロジェクトは、クリエイティブな仕事をしている様々なアーティストが互いにバトンを渡しながら、独自の視点で壁紙をデザインしていくもの。これまでに数多くのアーティストが参加し、それぞれの個性あふれるデザインが生み出されています。
青木氏は、被写体のもつ個性を独自のスケール感で表現し、見ごたえのある作品を制作しました。彼女自身、書家の杉浦晴香からバトンを引き継いだ際、同じ静岡県の出身であることや、勤務先が同じ飲食店であったことから、これまでの交流が深まったと話しています。写真と書の異なる分野のコラボレーションは新鮮で、楽しい体験だったと語りました。
新作として発表されたのは「吉報(CRCC031)」と「いつもの食パン(CRCC032)」の2種類。価格はどちらも4,500円/m(税別・送料別)。青木氏のコメントでは、「部屋の片隅での何気ない日常が壁一面に広がる楽しさを表現しました」とのこと。ふんわりとした食パンや美しい花々が描かれ、見る人々の心を和ませるデザインです。
「CREATORS CIRCLE」は、今後も続々と新たなアーティストが参加者として登場します。次回は、デザインスタジオUO(ウオ)が青木氏からバトンを引き継ぎ、プロダクトデザインから新たなパターンを生み出す予定となっています。
「WhO」について
「WhO」は、2015年に設立された壁紙ブランドです。常に新しい表現を探求し、総合的なデザインを提供することを目指しています。これまでにグッドデザイン賞を受賞し、国内外で数多くのクリエイターとのコラボレーションを行ってきました。
同ブランドは2,800点以上の個性的な壁紙を提供しており、今後のリフォーム市場においても新たなデザインのニーズに応えていく事を目指します。サステナブルなビジネスモデルを展開し、環境への配慮も怠りません。特に、完全受注生産を行うことで無駄な在庫を持たず、顧客のニーズに応じたデザインのカスタマイズを実現。
さらに、特定の基準をクリアしたインクを用いた壁紙は、健康や環境にも配慮されています。今後の『CREATORS CIRCLE』は、多様なクリエイターたちによる新たなデザイン発表を楽しみにしたいところです。
写真家青木遥香や次なるクリエイターたちが生み出す、新しい形の壁紙が、どのように私たちの空間を彩るのか、今後も注目です。