浮気の疑念、最も多かったきっかけはLINEのやり取り
探偵事務所の響・Agentが運営するメディア「ライリー」が、浮気を経験した既婚者男女791人を対象に実施した調査が注目を集めています。この調査では、浮気を疑うきっかけや、証拠を得るための方法について多角的に分析されています。ふとした瞬間に感じる不安や疑念は、私たちの日常にどのように現れるのでしょうか。特に、「LINEのやり取り」が最も疑念を抱かせる要因であることが明らかになりました。
調査の背景と内容
今回の調査は、まず8,000人の既婚者を対象にした事前調査を経て、実際に「浮気をされた」と答えた791人に焦点をあてています。調査期間は2025年4月25日から5月5日で、全国を対象としたものです。
調査の結果、浮気を疑った主なきっかけとして最も多く挙げられたのが「LINEのやり取りを見た」というもので、全体の34.5%にあたる273人がこの回答を選びました。スマートフォンの普及により、私たちのコミュニケーションはデジタルに移行しており、その結果、密かなやり取りが浮気の証拠として浮かび上がってしまうことがよくあるようです。
浮気の兆候と対応
2位には「帰りが遅い日が増えた」がランクインしました。この意見には男女での差も見られ、女性が32%、男性が28%と、女性の方がわずかに多い結果となっています。これは、男性にとって不倫関係にある場合、特に帰宅時間が不定期になりがちだと示唆されています。
また、特筆すべきは「夜の営みなどスキンシップの減少」に関する回答で、男性が22.3%に対し、女性は12.6%であったため、妻が浮気をしている場合、夫からの求めに対して断る傾向が強いことが伺えます。
証拠収集の手段
浮気を疑った後にどのように証拠を集めたかについても同様に調査が行われ、最も多い回答はやはり「LINEを見た」で、33%の261人がこの方法を選びました。最初に行うべきアクションとして、やはり身近なツールを用いることが多いようです。
興味深いのは、女性が「バッグや服の中を調べた」という回答を多く行ったことです。これは、掃除や洗濯の合間に自然に見つけてしまうきっかけが多いからかもしれません。
逆に「浮気調査のアプリを利用した」という男性の割合が高かったことから、技術的な道具を使って効率よく調査を試みようとする傾向が伺えます。
浮気の際の心情
浮気をされてしまった時の感情に関する調査でも興味深い結果が得られました。「パートナーに腹が立った」が圧倒的に多く212人がこの感情を語り、次いで「悲しい・ショック」となりました。また、女性の方がこのような怒りの感情に対して敏感である傾向が見られましたが、男性は「不安」を強く感じることが多い結果でした。
まとめ
この調査が示すように、浮気疑惑についての疑念はほとんどがコミュニケーションツールから始まります。浮気を問題視した時、その後にどう対応していくのかは個人の選択に委ねられています。しかし、意外にも多くの人々が浮気を経ても離婚の選択をしなかったという結果も挙げられており、夫婦関係を維持することを重視する傾向があるようです。さまざまな感情が交錯する浮気問題に対して、冷静に判断し対応していくことが求められるでしょう。