エアトリがノックラーンを子会社化、新たなHRコンサルティング事業を推進

エアトリとノックラーンの連携に期待する新たな人材支援

株式会社エアトリは、2024年12月16日にスタートアップ向けの採用支援事業を展開する株式会社ノックラーンの株式を取得し、同社を子会社化したと発表しました。この連携により、エアトリは人材ソリューションの強化を目指し、新規事業として「HRコンサルティング事業」をスタートさせます。

ノックラーンの新たな展開

ノックラーンは、「世界中の人々に自分と向き合うきっかけを与え続ける」という企業理念を掲げ、主に急成長しているスタートアップ企業向けの採用支援サービス「Recboo」を展開しています。このサービスは「採用にスピードを、組織にパワーを。」をコンセプトに、迅速かつ優秀な人材の確保に特化しています。組織の成長を加速させるために、豊かな知見を持つ専門家による採用チームが戦略から実務まで一貫したサポートを行っています。

エアトリは、ノックラーンとの提携を通じて、これまでに蓄積したネットワークやノウハウを最大限に活用し、さらなるシナジーを生み出すことを狙っています。特にCXOコミュニティ事業やエアトリCVC投資先との連携によって、ノックラーンへの顧客候補紹介を進め、業務を拡大する計画です。

エアトリの新たな経済圏

ノックラーンがエアトリグループの一員となることで、エアトリが構築している「エアトリ経済圏」に新しい風を吹き込むことが期待されます。これにより、グループ全体の事業ポートフォリオも強化され、特にHRコンサルティング事業は多様な業種への支援を実現する鍵となります。加えて、ノックラーンは将来的な上場を視野に入れており、エアトリの上場経験を生かして、具体的な準備を進めることになるでしょう。

今後の展望

エアトリは、ノックラーンとの連携により、固定したビジネスモデルを持つ採用支援から、よりフレキシブルで多様なニーズに応えるHRコンサルティングへと進化させる意向です。特にスタートアップ企業が必要とする即戦力となる人材の確保に注力し、組織の急成長を促進する役割を果たします。

現時点では、この株式取得による当社グループの業績への影響は軽微とされており、今後の成長に期待が寄せられています。ノックラーンの計画された来期の業績は、売上および営業利益ともに順調に推移すると見込まれています。最終的には、エアトリの成長戦略「エアトリ5000」の早期達成も視野に入っています。