新刊情報:幕末維新史
2025-05-19 14:20:26

町田明広教授編著の新刊『幕末維新史への招待』、2025年に発売予定

新刊『幕末維新史への招待 国際関係編』の魅力



外洋の影響を多大に受けた幕末・明治維新の時代。この期間は日本の歴史の中でも特に重要な転換点であり、世界との関わりを考える上で欠かせないものです。神田外語大学の町田明広教授が編集した新刊『幕末維新史への招待 国際関係編』は、そんな幕末を新たな視点から理解するための一冊として注目を集めています。

発売日と書籍情報

この書籍は2025年5月20日(火)に全国書店で発売される予定です。学術的な背景を持ちながらも一般の読者にも理解しやすいように構成されています。246ページにわたり、幕末がいかに国際的な文脈の中で進行したかを掘り下げており、特に日本の近現代史に暗い影を落とした欧米列強の動向が中心テーマとなります。

編集者・町田明広教授の思い

町田教授は日本近現代史の専門家であり、その研究成果が本書には色濃く反映されています。教授はこの本の中で、日米、日英、日仏などの国際関係を絡めながら、幕末の出来事を再評価する重要性を強調しています。特に、「植民地化の危機はなかったのか?」といった問いかけは、歴史を学ぶすべての人にとって考えさせられるテーマです。

目次の魅力

本書は三部構成となっており、特に特徴的なのが各章で取り上げる国の視点が多岐にわたることです。第1部ではアメリカ、オランダ、ロシアなど欧米列強の対日政策が扱われ、第2部では東アジア諸国との関係に焦点を当てています。また、第3部では福沢諭吉や密航留学生に代表される海外から見た幕末日本の姿が探求されています。

特徴的人物考察

福沢諭吉の視点から見ると、彼の著作がどのように当時の日本人に対する「革命指南書」として機能したのかを考察している点は特に興味深いです。また、町田教授自身が執筆した章では、長州ファイブや薩摩スチューデントの役割について掘り下げており、国際社会における幕末の日本がどのように受け止められていたかを探求しています。

現代に生かす教訓

町田教授がこの書籍を通じて伝えたいのは、幕末維新史を単に学ぶだけでなく、現代にどう生かすかという点です。日本と国際社会との関わりを再評価することは、今を生きる私たちへも多くの示唆を与えるでしょう。現代の国際関係の複雑さを理解するためには、歴史を知ることが不可欠です。

神田外語大学 日本研究所の役割

この書籍の出版元である神田外語大学は、日本の歴史や文化を深く理解するための研究機関「日本研究所」を運営しています。そこでは、学生が多角的に日本を学び、国際的な視野を広げるための研究活動が行われています。町田教授はその所長として、日本の歴史が持つ国際的な意義を発信する役割も果たしています。

2025年に発売される『幕末維新史への招待 国際関係編』。歴史に興味を持ち、多様な視点から国際関係を学びたい方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。


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会社情報

会社名
学校法人佐野学園
住所
東京都千代田区内神田2-13-9神田外語本部ビル6階
電話番号
03-3258-5837

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