中古スマホ市場の最新動向
2024年度の中古スマートフォン市場における動向が、株式会社Belongが運営する「にこスマ」により明らかにされました。このランキングは2024年4月1日から2025年3月31日までの販売および買取データを基にしたもので、特にiPhoneの人気が高まっていることが特徴です。
人気のiPhoneモデル
販売数ランキングでは、
iPhone SE(第2世代・64GB)がトップに君臨し、圧倒的な強さを見せています。このモデルは、なんと2位のiPhone 12(64GB)と比較すると2.5倍の取引数を誇ります。多くのユーザーに支持される理由は、ホームボタンが搭載されている点にあるのでしょう。
この他にも、iPhone 12やiPhone 13といった新モデルも販売数を増やしており、特に2023年度と比較して価格が約1万円下がったことが、その要因とされています。この価格下落は、ユーザーにとってはコストパフォーマンスの高い選択肢として受け入れられたようです。
Androidスマホの台頭
興味深いことに、販売数ランキングの10位にはAndroidスマホで唯一
AQUOS sense3がランクインしています。このモデルは、防水機能やおサイフケータイといった多機能を備え、安価で提供されている点から人気が高まりました。特に2025年に入ってからは取引数が急増し、前年比で約17倍にもなった点が注目に値します。
中古スマホ買取ランキング
買取数の方でも、
iPhone 8(64GB)が1位を獲得しました。このモデルは、直近のiPhoneシリーズの中でも根強い人気を持っています。また、iPhone 11とiPhone 12が同率1位にランクインするなど、新しいモデルへの需要の高まりが見て取れます。特にiPhone 13とiPhone SE(第3世代)も買取数が5倍以上に増え、トレンドが新型iPhoneに移行している様子が伺えます。
Androidの買取数も増加
Androidスマホに限った買取ランキングでは、Google Pixel 6aが1位に登場し、注目を集めています。全体的にGoogle Pixelシリーズ、OPPOシリーズ、AQUOSシリーズの取引数が増えており、今後の展開も楽しみです。特に、AQUOSシリーズが人気を集める一方で、昨年ランクインしていたAQUOS senseはランク外に。テクノロジーの進化とともに、ユーザーの選好も変化していることが明らかです。
今後の展望
「にこスマ」は、2025年度もユーザーのニーズに柔軟に応え、販売および買取サービスの質を向上させることを約束しています。また、イヤホン買取サービスも開始しており、今後は中古デバイス市場のさらなる拡大が期待されています。
まとめ
今回のランキングは、中古スマホ市場における現在のトレンドを探る上で非常に興味深いものです。特にiPhoneの人気が根強い中で、Androidにも新たな動きが見られる点が、今後の市場動向を注視する上でのポイントとなりそうです。ユーザーとしては、選択肢が増えることは嬉しいニュースであり、さらに豊富な情報をもとに賢い購入判断を行いたいものです。