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Wur株式会社、ハイブリッドテクノロジーズへ株式譲渡

Wur株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：閏間莉央）が株式会社ハイブリッドテクノロジーズ（証券コード4260）への株式譲渡に合意した。これによりWurはHTグループの子会社となり、新たな体制で事業を展開する。

HTグループ参画の背景

ハイブリッドテクノロジーズ（HT）は、570名以上の従業員を擁し、日本におけるプロジェクトマネジメントおよび実装工程を担うベトナムのIT人材を活用している。特に、同社は「日本人プロジェクトマネージャー」と「ベトナム人ブリッジエンジニア」の二つを主柱に据えた強固なシステム開発体制を整えており、技術面での相互補完が見込まれる。

Wurがもつ以下の4つの強みは、HTとの親和性が高く、共同の成長を促進する要因となるとされている。

• - 新規ビジネスの立ち上げ支援
• - プロダクトの戦略的設計
• - UI/UXデザイン
• - 実装後のグロースハック

このように、WurはHTの事業ドメインでもあるファイナンス支援を通じて、顧客のビジネスを上流から下流まで一貫して支援していく考えだ。

今後の構想

Wurは「挑戦者を応援したい」という理念のもと、さまざまな企業からの新規事業の相談に対応している。しかし多くの企業は、社内に新規事業立ち上げのノウハウがないことや、優秀なエンジニアを採用できないことから、積極的な挑戦へ踏み出せない状況に直面している。加えて、既存の取り組みでも知見不足によって、投資が無駄になったり、設計ミスで事業が頓挫することが少なくない。

国内においては、ビジネス設計からデザイン、開発までを一貫して実行できる支援企業は非常に少ないため、Wurはこうした課題を解決するために、HTとの連携を強化していく方針だ。新規ビジネス創出を通じて、多くの企業が自らの挑戦を実現できる未来を展望している。

代表者のコメント

HTグループの代表取締役社長、チャン バン ミン氏は「Wurがハイブリッドテクノロジーズのグループに参加することで、DXプロセスを幅広くカバーできるようになる」とし、両社のシナジー効果に期待を寄せている。

一方のWur代表取締役、閏間莉央氏は「人々の日常に心躍る体験を提供することが我々のミッションであり、特に挑戦者の支援を強化していきたい」と述べ、御社の活動に対する意気込みを語った。結果、オフショア開発体制をさらに強化し、企業のチャレンジを全力でサポートしていく考えだ。

企業概要

ハイブリッドテクノロジーズは2016年に設立され、2021年にグロース市場に上場された。ベトナム人初の日本市場上場企業であり、ベトナムのエンジニアリソースを活用した「ハイブリッド型サービス」を提供している。対して、Wur株式会社は、システム開発や業務改善に取り組む企業であり、技術革新と迅速な顧客対応をモットーに業務を展開している。この両社の提携によって、両者の持つ強みを相互に生かし、さらなる成長が期待される。

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