SHIROが挑むグローバル化に向けた社員育成制度の全貌
株式会社シロが運営するコスメティックブランドSHIROは、2016年にロンドンでの新店舗オープンから海外進出を果たしました。近年はアジアを中心に出店を加速させ、2026年には韓国、台湾、香港、UKを含む総計8店舗を展開。さらに、シンガポールやタイなど新たな国への進出も視野に入れています。これに伴い、同ブランドは「グローバル推進」の一環として、社員育成プログラムや企業文化の改革にも注力しています。
グローバル化の再考
近年のデータでは、2025年度には外国人顧客が全体の2割を超えたことが示されています。この成長を受けて、シロはただ店舗数を増やすだけでなく、企業自体のグローバルな視点を強化する必要があると認識しました。
そこで、第一歩としてスタートしたのが「多言語接客スキル認定制度」です。このプログラムでは、日本を訪れる外国人顧客に向けて、社内で英語力を磨いたスタッフによる接客体験を提供することを目指しています。
多言語接客スキル認定制度の詳細
本制度は、外部講師によるレッスンや試験を通じて、接客スキルを段階的に認定する仕組みです。具体的には、初級英会話を学ぶ無料のオンデマンド講座や、短期集中トレーニングの「英会話ブートキャンプ」を用意し、社員の多言語スキル向上をサポートします。
オンデマンド講座と英会話ブートキャンプ
これらのプログラムでは、特に「英会話ブートキャンプ」が高い注目を浴びています。このキャンプでは、外部講師が個々の進捗に基づいたフィードバックを行うため、社員は短期間で実践的な接客英会話を習得できるよう配慮されています。
実際の接客を想定した認定試験
認定試験では、外部の講師が顧客役となり、シロの製品や理念を英語で適切に伝える力が問われます。また、試験後にはフィードバックを受けることで自分の課題を明確にし、次のステップへと進むことができます。
認定スタッフへの手当と配置戦略
認定を受けたスタッフには月額10,000円の手当が支給され、そのスキルを店舗運営に活かすことが期待されています。ただし、認定取得がゴールではなく、様々な店舗で実際に接客を行いながらスキルを定着させる計画を立てています。
現状の進捗
制度開始から1年弱が経過し、2026年の8月時点では544名の店舗スタッフのうち36名が認定を受けています。今後は認定スタッフを全体の10%以上に増やす目標を設定し、2028年には30%達成を見込んでいます。
外部講師の役割と展望
外部の講師である株式会社TRADIAは、「英語が話せる」と「英語で仕事ができる」は異なるとし、実践的なトレーニングを重視しています。今後は韓国語や中国語への拡張も考えており、海外拠点でもデモプログラムを導入する計画です。
まとめ
株式会社シロは、海外顧客のニーズに応え、世界中のお客様にブランドの想いを伝えるため、社員育成に力を入れています。グローバル化を加速させるためには、他国での接客力向上が欠かせないと考え、今後も持続的な進化を目指します。