七夕を英語で学ぶーアライブインターナショナルスクールの教育の理念とは
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社アライブが運営する『アライブインターナショナルスクール』。英語の保育園として、世界の文化に加え、日本の伝統的な行事をも重要視したプログラムを提供しています。このアプローチは、単なるイベント体験を超え、自国文化への理解と誇り-すなわち“自分らしさ”を育むことを目的としています。特に七夕などの行事を通じて、子どもたちは日本文化の奥深さを体感します。
七夕イベントの魅力
2025年7月7日に実施された七夕イベントでは、園児や先生たちが浴衣姿で登校し、まるで日本の夏祭りのような雰囲気に包まれました。イベントでは、まず英語で七夕の起源や意味を学び、小さな浴衣でファッションショーを楽しみました。また、手作りのプラネタリウムで星を見たり、竹を使った遊びを通じて、子どもたちは日本の夏の夜空を感じることができました。
現代の家庭では伝統的な文化行事を祝う機会が少なくなっていますが、アライブインターナショナルスクールでのこうした体験は、子どもたちにとって非常に貴重です。地域社会における文化の継承が求められる時代にあって、教育現場がその重要な役割を果たしています。
日本文化の継承と自国への愛
アライブインターナショナルスクールでは、子どもたちが日本文化を真剣に学ぶ機会を設けています。七夕の週には、おり姫とひこ星の物語を英語の絵本や紙芝居を通じて学び、短冊に願いを書いたり、アクティビティを実施します。また、お月見のアクティビティでは、月の満ち欠けについて学んだり、団子作りを体験するなど、五感を使った活動を通じて文化がどのように育まれてきたのかを考えさせられます。
ひな祭りでは、ひな人形に込められた意味を学び、クラフト作りを行うことで、子どもたちは日本文化の多様性や美しさを実感しています。すべての活動が英語で行われ、外国人の教員も日本文化を事前に学ぶことで、より深い理解を持ちながら子どもたちに接しています。
幼児教育に必要な「人としての土台」とは
アライブインターナショナルスクールでは、幼児教育の本質を「人としての土台」を育むことと考えています。つまり、子どもがどのように自分を理解し、将来の社会の中で生きていくのかを育むことに繋がります。
グローバル化が進む今、多様な価値観の中で自分自身の「軸」を持つことが重要視されています。文化的な体験や思い出は、その軸を形成する重要な要素です。アライブインターナショナルスクールではその基盤を支える教育方針を掲げ、自己効力感や共感性、創造力といったスキルを英語を通じて高めるカリキュラムを実施しています。
子どもたちは幼少期から英語や海を越えた文化に触れる一方で、自国の文化への理解を深めることも重要です。文化を学ぶことは、行事を体験するだけでなく、自分の価値観や育った社会について見つめ直すことでもあるのです。
世界を見つめる日本を大切にする子どもたち
アライブインターナショナルスクールでの教育を受けた子どもたちは、英語を通じて世界を広げつつ、同時に自国の文化を理解し、語ることのできる人間に成長しています。“世界を見つめ、日本を大切にする”子どもたちを育てるこの保育園の活動は、未来の豊かな社会を形成する一助となるでしょう。
彼らの成長を温かく見守り、未来のリーダーたちがどのように育っていくのかを楽しみにしたいと思います。