新プラグイン登場
2023-12-26 10:44:20

Unreal Engineで利用可能な新プラグイン『Vista Splat Pro』が登場

バーチャルプロダクションの新たな一歩!



バーチャル・ライン・スタジオ株式会社が、Unreal Engineでの3D Gaussian Splattingデータを活用するための新しいプラグイン「Vista Splat Pro」の販売を開始しました。Unreal Engine(UE)は、ゲーム制作から映画、テレビ番組の制作まで幅広く使用されている強力なゲームエンジンですが、今回のプラグインはそのUEの機能をさらに強化する画期的なアイテムです。

この「Vista Splat Pro」は、3D Gaussian SplattingデータをUEにインポートし、描画を可能にするプラグインです。これにより、バーチャルプロダクション制作における表現方法の幅が大きく広がります。特に、複数の3Dモデルから動的な影を描画できる機能は、リアルタイムCG合成やライブ配信において重要な要素となります。背景に配置した他の3Dオブジェクトが、Splattingデータから影を落とすことで、より自然でリアルな映像を実現します。

商品の詳細


「Vista Splat Pro」の主な特徴として、3D Gaussian Splattingを用いたモデルに対し、UE内の他のオブジェクトからの動的影を生成できます。この機能はバーチャルスタジオ内でのシナリオ制作において、よりダイナミックな表現を可能にし、映像制作のクオリティを向上させることに寄与します。また、複数のモデルを同時に配置することにも対応しており、複雑なシーン効果を演出することができます。

このプラグインは、2023年12月25日より販売開始となり、価格は149,800円(税込)です。購入はBOOTHサイトから可能です。

開発の背景と今後の展望


本プラグインの開発には、バーチャル・ライン・スタジオ株式会社が中心となり、株式会社デジタル・フロンティア、株式会社空き家総合研究所が共同で関わっています。特に株式会社デジタル・フロンティアは、日本での3DCG制作において豊富な経験を持ち、高品質なCGモデル制作技術を有しています。そして、空き家総研はVR・AI技術の研究開発を行っており、これらの専門知識が「Vista Splat Pro」の実現に寄与したのです。今後は、追加開発や、背景シーン用の3Dデータの制作・販売にも取り組む予定です。これにより、ユーザーは更に多彩な制作環境を手に入れることができるでしょう。

バーチャル・ライン・スタジオ株式会社について


バーチャル・ライン・スタジオ株式会社は、東京都調布市に本社を構える会社で、バーチャルスタジオの運営やデジタルコンテンツの制作を行っています。設立以来、多数のリアルタイムCG合成システムやカメラトラッキングシステムを駆使し、さまざまな映像コンテンツの制作を手掛けてきました。彼らの技術力とノウハウがあるからこそ、このような革新プラグインの販売が実現したと言えるでしょう。

新たなバーチャルプロダクションの時代が幕を開ける中、「Vista Splat Pro」はその大きな一歩となること間違いありません。これからの展開にぜひご注目ください。

会社情報

会社名
バーチャル・ライン・スタジオ株式会社
住所
東京都調布市染地2-8-12
電話番号
042-499-1433

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