アイヌ文化フェスティバル「ウタリタリ2025」
2025年1月18日(土)と19日(日)、北海道の釧路市にある阿寒湖アイヌコタンにて、アイヌ文化フェスティバル「ウタリタリ2025」が開催されます。このイベントは、アイヌ文化を広く知ってもらい、次世代に伝えるための重要な機会です。
「ウタリタリ」という名前には、アイヌ語の「ウ(互いに)」「ウタリ(仲間)」「タリタリ(上下に揺らす)」の意味が込められており、交流を通じて新たな文化の波を生み出すことを目指しています。これはまさに、多文化共生の象徴とも言えるでしょう。
開催概要
会場は「阿寒湖アイヌシアター<イコロ>伝統・創造「オンネチセ」」です。
主催は釧路市で、後援にはさまざまな地域団体が名を連ねています。多彩なプログラムが用意されており、アイヌ民族の音楽や古式舞踊、さらには食文化や手仕事に関する体験も行われます。
イベントスケジュール
- - 1月18日(土) には、民芸品店スタンプラリーや藍染・刺繍ワークショップ、口琴ワークショップ、松明行進、そしてウタリタリの前夜祭が行われます。特に前夜祭では沖縄の伝統芸能集団「NEO Ryukyu」や、ハンガリーの口琴ユニット「Zoord」などが公演し、観客を魅了します。
- - 1月19日(日) には、文化公演のメインイベントが行われ、阿寒アイヌ民族文化保存会と全国各地のアイヌ民族のグループによる特別なパフォーマンスが披露されます。ここでは、子どもたちの未来を担うユニット「Tanta」も登場し、観客に大きな感動を与えることでしょう。
参加方法
イベントへの参加は無料で、事前予約は不要です。ただし、各ワークショップは先着順のため、参加希望者は早めの受付をおすすめします。特に、松明行進やオハウの無料提供などのイベントは、先着人数に限りがありますので注意が必要です。
アクセス情報
阿寒湖アイヌコタンは、北海道の自然豊かな環境に囲まれた場所に位置しています。また、地元の飲食店や民芸品店も多いため、文化フェスティバルを楽しむついでに、観光やショッピングも楽しめます。
この「ウタリタリ2025」は、アイヌ文化を体験し、交流を深めるための貴重なチャンスです。北海道の豊かな文化遺産に触れることで、参加者自身が新たな価値を見出すことができるでしょう。今後のプログラムに大いに期待が寄せられています。