モスバーガーが子ども支援活動に参加、無償で1万食提供へ

モスバーガーが子ども支援活動に参加

株式会社モスフードサービス（以下、モスバーガー）は、夏休み中の子育て世帯を支援するため、NPO法人Kids Future Passport（KFP）と連携し、2025年7月22日より全国で1万食の無償提供を開始すると発表しました。この取り組みは、全国の子どもたちに温かい食事を届ける活動の一環で、モスバーガーに加え、株式会社吉野家や株式会社はなまるなど多くの企業も賛同しています。また、市民からのクラウドファンディングによる支援も受け、この取り組みは合計で5万食の提供を目指します。

夏休み中はて学校給食がなくなるため、食事に不安を抱える家庭が増加します。認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンの調査によると、武道館シッターやフードバンクを利用する低所得の一人親家庭の約4割が、長期休み中は「子どもが1日2食以下」になると回答しています。このような現状が浮き彫りになる中、モスバーガーは子どもたちの食の不安を解消するために新たな支援活動に乗り出しました。

「こどもごちめし」とは

「こどもごちめし」は、2023年にスタートしたNPO法人KFPの活動で、様々な社会的要因に苦しむ子どもたちに栄養満点の食事を届けることを目的としています。従来、こども食堂の運営はボランティアに頼る形が多く、人手不足や資金不足、定期開催の難しさがあったため、持続的な支援が難しいという課題がありました。KFPでは、IT技術を活用しこども食堂のDX化を進め、効率的な支援体制を構築しています。

この活動は、企業の協力を得て地域の飲食店で子どもたちに食事を提供する新しいスタイルで、2025年7月22日から開始されます。モスバーガーでは、テリヤキバーガーやチーズバーガー、フィッシュバーガーなど、合計1万食を無償提供する（提供商品：テリヤキバーガー・オニポテセット・Mドリンク 3,334食、チーズバーガー・オニポテセット・Mドリンク 3,333食、フィッシュバーガー・オニポテセット・Mドリンク 3,333食）ことが決定しています。

店舗施策「こどモス」プロジェクト

さらに、モスバーガーは2024年5月よりお子さま連れのお客さまがより快適に訪れることができる「こどモス」プロジェクトも始めました。具体的には、小学生以下のお子様連れの客が安心して食事を楽しめる「優先席」や、子どもたちが自由に絵本を取ったり寄贈したりできる「こどモス文庫」の設置を進めます。このような店舗づくりも、子育て家庭に配慮した取り組みといえます。