蒲郡市の防災対策
2026-01-29 03:34:26

GNSS受信機導入で防災への一歩を踏み出す愛知県蒲郡市

GNSS受信機導入で防災対策強化へ



愛知県蒲郡市が地域の安全強化を目的に、京都大学と共同で行う一連の防災研究を進めています。この取り組みの重要な一環として、GNSS(全球測位衛星システム)受信機が市役所の屋上に設置されました。この受信機はみちびきやGPSなど複数の衛星を同時に観測できるハイエンドモデルで、連続観測が可能なため、南海トラフ地震に備えた防災データの収集に役立ちます。

共同研究の背景



蒲郡市は南海トラフ地震が将来的に必ず発生するとの見解から、防災対策の強化を急務として取り組んできました。令和7年度から始まる京都大学との共同研究は、その一環として位置づけられています。GNSS受信機を用いた連続観測から得られるデータは、非常に高い情報価値を持つとされています。このデータは、今後の解析に生かされ、地域の防災計画に大いに寄与することが期待されています。

設置された受信機は、蒲郡市役所屋上から南東方向の三河湾を見渡す位置にあり、周囲の状況をリアルタイムで把握するための重要な役割を果たします。市が設置したこの受信機を通じて、データは京都大学に送信され、同大学が開発した準リアルタイムシステムに組み込まれます。

データの活用と地域連携



1月26日(月)に受信機が設置され、早速鈴木市長は、得られたデータ解析の結果を地域の他の自治体にも活用していきたいとの意向を表明しました。この展望について京都大学の梅野教授とも意見交換が行われ、今後は市の危機管理課と連携し、解析データの地域住民への伝え方についても議論を進めることにしています。

地元住民が理解できる形で防災データを共有し、地域全体で危機管理意識を高めることが目指されています。単にデータを提供するのではなく、その意味を周知し、地域の防災体制を充実させるためのアプローチが求められているのです。

未来に向けた観測網の拡充



このプロジェクトは、GNSS受信機の設置にとどまらず、京都大学は関連機関と協力し、南海トラフ観測網のさらなる充実を図る予定です。将来的には、観測データが地域住民にとっての安全を保障するための貴重な情報源となり、迅速かつ的確な防災対応が可能になることを目指しています。

蒲郡市と京都大学の共同研究は、今後も地域における防災の新たな形を構築していくことでしょう。市民の安全を守るため、持続的な取り組みが続けられます。

このように、蒲郡市のGNSS受信機プロジェクトは単なる技術導入にとどまらず、地域住民が参加し、活用できる防災対策として発展していくことが期待されています。


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会社情報

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京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野
住所
京都府京都市左京区吉田本町総合研究10号館2F222号室
電話番号
075-753-5495

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