povo、マイナンバー利用の新本人確認サービスを導入

KDDIと沖縄セルラーが提供するモバイルサービスpovoは、2025年5月8日から新たな本人確認の方法を導入します。新規契約時にマイナンバーカードのICチップを利用した公的個人認証サービス（JPKI）による本人確認に対応します。この新しいシステムは、マイナンバーカードに搭載された電子証明書を活用することで、偽造やなりすまし、データの改ざんなどの不正を防ぎ、オンラインでの安全な本人確認を実現します。
これまでのpovo2.0（通話＋データ）の新規申込においては、運転免許証やその他の本人確認書類を用いて、ご自身の顔を撮影するための手間がありました。しかし、JPKIを活用すれば、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取るだけで、迅速かつ信頼性の高い本人確認が完了するのです。このプロセスにより、顔写真の撮影が不要になるため、手続きが一段と簡単になります。
また、新しいシステムでは即時審査が可能となり、新規契約のお手続きもスムーズに進むようになります。これに加えて、オンライン上のなりすましや改ざんによる不正契約を防止し、高度なセキュリティが確保されます。
さらに、同日から運転免許証のICチップ情報と契約者本人の容貌画像を組み合わせた方式（ICチップ情報＋容貌画像方式）にも対応することが決まりました。この方式も、NFC読み取り対応のスマートフォンを利用することで実施できます。
具体的な手順としては、JPKI方式では、ユーザーは暗証番号を入力し、ICチップ情報を読み取ることで本人確認を行います。これに対し、ICチップ情報＋容貌画像方式では、同様にICチップ情報を読み取った後、正面からの顔写真と輪郭を撮影する必要があります。これにより、各都道府県公安委員会や公的個人認証局に照会し、本人確認が行われます。
従来の手続きに比べ、JPKI方式を利用すれば、確認手続きは即時に完了し、非常に効率的です。また、ICチップ情報＋容貌画像方式でも、最短で即日確認が可能となっています。
今後、povoが提供する新しい本人確認の流れは、多くのユーザーにとって非常に利便性を向上させるものとなるでしょう。手続きが簡素化されることで、より多くの人々がサービスを利用しやすくなることが期待されます。