久留米焼きとりと日本酒、宵火の誕生
令和7年3月、久留米市が誇る「久留米焼きとり」が文化庁の「100年フード」に認定され、地域の食文化が新たなステージへと進化しました。この認定を契機に、地元の企業が連携し、日本酒の新ブランド「宵火(Yoibi)」が誕生しました。2023年7月9日(水)からは、久留米市内の約50軒の焼きとり店で提供予定です。
「宵火」とは何か?
「宵火」は単なる地元の愛情にとどまらず、国際的な視点からも「焼きとりと日本酒のマリアージュ」を科学的かつ感性的に追求した商品です。特に注目すべきは、英国・マスター・オブ・ワイン(MW)の資格を持つ専門家を久留米に招き、実際の焼きとりを楽しみながら、味わいの構成や酒質についてのアドバイスを受けて開発された点です。これにより、焼きとりの脂身や焦げ目の香ばしさに寄り添う日本酒が実現しました。
商品の特徴
宵火は、炭火の香ばしさや甘辛いタレ、塩焼きの旨味、ジューシーな鶏肉の味わいに寄り添うよう計算されています。これにより、焼きとりとの相性が抜群です。
常温やぬる燗でも楽しむことができる「食中酒」としての仕様が施されています。
地元久留米産の酒米や水、技術にこだわり、一切の妥協を許さない製造がなされています。その結果、地元の特性を最大限に活かした酒が実現しました。
地域活性化の重要性
この「宵火」は、ただの酒ではなく、地域活性化の重要な要素を含んでいます。食と酒のストーリーを通じて観光資源を開発し、世界基準の評価軸で地元文化を再解釈することが可能になります。さらに、「焼きとり文化圏」としての久留米のブランド力を強化し、地元企業間連携のモデルケースとなることも期待されています。
文化庁「100年フード」とは?
このプログラムは、日本の食文化を継承・振興することを目的としています。世代を超えて受け継がれた食文化を認定し、地域の誇りを高めるものです。今回久留米焼きとりが認定された「未来の100年フード部門~目指せ、100年!~」は、地域の食文化を未来に繋げていく重要な項目です。
終わりに
宵火は、久留米焼きとりと共に地域の宝として育てられることになるでしょう。日本の未来の食文化を体験できるこの一杯を、ぜひお楽しみください。
お問い合わせ先
IZUMIYA株式会社(広報担当)堤準也
TEL:0942-32-7111
080-3969-0371
筑後地区観光協議会(事務局:久留米市役所観光・国際課内)
TEL:0942-30-9137
FAX:0942-30-9707