インターファクトリーとACROVE、業務提携でEC支援の新時代を切り開く
株式会社インターファクトリーが、EC支援事業を展開する株式会社ACROVEとの業務提携契約を締結しました。この提携は、日本国内のEC市場が拡大する中で、事業者に対してより質の高い支援を提供することを目的としています。
EC市場の現状と今後の展望
日本のEC市場は、近年において着実に成長を続けており、BtoC市場は前年比9.23%増の24.8兆円、BtoB市場は10.7%増の465.2兆円に達しています。この市場の拡大に伴い、新たな競合も増加し、事業者が持続的に売上を成長させるためには、戦略的かつデータに基づいたマーケティングが不可欠となります。
インターファクトリーは、「ebisumart(エビスマート)」を通じて、日本市場における企業のECブランドの価値を高めるサポートを行っています。さらに、最新の「ebisu growth(エビス グロース)」サービスは大きな成長を遂げており、特に2024年の第1四半期には前年比240%の成長を見せています。このように、ブランド構築から実務までをサポートする体制を整えてきました。
一方、ACROVEはデータドリブンなマーケティング支援のリーダーとして位置付けられています。特にACROVE FORCEという独自のデータマネジメントプラットフォームを通じて、クライアントが持つデータを活用した支援を行い、グローバル市場への展開も視野に入れています。
提携の目的と期待される効果
今回の業務提携により、両社はそれぞれの強みを活かしながら、EC事業者への包括的な支援を提供することが可能になります。具体的には、マルチチャネル化したECモールの横断的な支援や、柔軟な越境EC対応に向けた効果的なソリューションを展開することを目指しています。このパートナーシップによって、消費者の動向や市場の変化に迅速に対応し、事業者の持続的な成長を支援する新しい価値が創出されることが期待されます。
特に、複数のECモールに出店している事業者にとっては、モール毎に異なる戦略や施策を立てることが求められます。このような課題に対し、インターファクトリーとACROVEが協力することで、効率的かつ効果的に運営を支援し、結果として売上の最大化を図ることができます。
今後の取り組み
インターファクトリーとACROVEは、それぞれのサービスを通じてEC事業者の成長に寄与し、「ECで、すべての人を豊かに。」というビジョンの実現を目指します。ACROVEの提供する解析ツールを活用することで、競合との差別化が図れ、より高効率な戦略が立案できるでしょう。
この提携は、将来的に越境ECの展開にも活用される予定です。特に、ACROVEが持つAdobe Commerce(Magento)プラットフォームによって、多言語や多通貨に対応したECサイトの構築支援がなされ、国際的な販路拡大が見込まれています。
インターファクトリーの取締役である三石祐輔氏は、この提携を通じてクライアントの課題解決を加速させ、EC業界における成長を後押しし続けると強調しています。今後の両社の取り組みから目が離せません。