市民活動支援講座で考える認知症と暮らしのデザイン

市民活動支援講座「ここち良い暮らしのデザイン」

京都市から指定管理を受けているNPO法人きょうとNPOセンターは、毎年市民活動を支援するチャリティ公開講座を開催しています。今年のテーマは『ここち良い暮らしのデザイン』です。この講座では、認知症というテーマを通じて、社会全体での理解を深めることを目指しています。

講師のご紹介

講師には慶應義塾大学大学院の教授である堀田聰子さんをお迎えします。堀田さんは、「認知症未来共創ハブ」を立ち上げ、認知症のある人々との対話を通じて彼らの思いや体験、知恵を探求しています。また、著書『認知症世界の歩き方』の監修者としても知られています。今回は、堀田さんから100人以上の認知症のある方々との対話を通じて得られた知見やアプローチを共有していただきます。

講座の内容

講座の中では、認知症の方が直面する生活上の問題について、私たちの社会がどのようにその方たちの生活環境を作り出しているかを考えます。たとえば、認知症を持つ方々が「できなくなることが増える」「周囲に負担をかけてしまう」といった個人の課題として捉えがちな問題も、実は社会の仕組みや価値観が影響していることに気付かされる内容となっています。

この講座は、誰もが自分らしく生きる社会を実現するために、私たちがどのように環境をアップデートしていけるのか、その手がかりを見つける機会となるでしょう。

イベント詳細

- 日時: 2025年11月23日(日) 14:00～16:00（受付開始 13:30～）
- 会場: ひと・まち交流館京都 3F 第4・5会議室
- 参加費: 無料

なお、講演終了後には寄付の募金を行い、集まった寄付金は市民活動を活性化する取り組みに活用されます。

参加申し込み

定員は130名で、先着順となっており、定員に達した場合には申し込みを締め切ります。お申し込みはウェブフォームを通じて、または電話やファックス、窓口でも受け付けています。
以下のリンクからお申し込みできます:
申し込みフォーム

また、保育サービスや手話通訳、要約筆記を希望される方は、11月5日(水)までにその旨をお知らせいただくようお願い申し上げます。