DICTがQuorum1に出資し、新たなコラボレーション開始
東京都渋谷区に拠点を構える「DICT」が、分散型自律組織である「Quorum1」に出資したことを発表しました。この出資は、DICTの関連会社「DICT INVESTMENT WORKS PTE. LTD.」(シンガポール)を通じて行われ、DICTの創設者で代表の山本晋也氏がQuorum1のアドバイザーに就任するとともに、両者の連携が強化されることが期待されています。
Quorum1とは
「Quorum1」は、サンフランシスコで設立された自律分散型のコミュニティで、エンジニア、クリエイター、研究者、社会起業家などの各分野の専門家から構成されています。290名以上のコアメンバーを有し、すでに1,400以上の企業や自治体と連携している実績があります。Quorum1の特徴は、ポリセントリックな組織形態であり、各メンバーが自律的に動くことで、効率的なプロジェクト運営が可能になります。
DICTと山本晋也氏の役割
山本晋也氏がアドバイザーとしてQuorum1に参加することで、DICTがこれまで築いてきた知見や方法論がシェアされ、相互に豊かなシナジーを生むことが期待されています。山本氏は、もともと法政大学経営大学院や東北大学の特任教授として、共創イノベーションや社会起業に関する研究・実践に取り組んできました。こうした経験を通じて、山本氏は自らの知識と経験を活かし、Quorum1との連携を深めることができるでしょう。
DICTについて
DICT(Design, Innovation, Co-Creation, Technology)は、2022年3月に山本晋也氏によって設立されました。Web 3.0およびDAO(分散型自律組織)に基づく社会実験コミュニティであり、共創イノベーションの実現を目指しています。拠点は東京都渋谷区代々木のDICT CUBE TOKYOを中心に、神奈川県、沖縄県、山梨県、兵庫県など各地に広がりを見せています。すでに12社以上の法人がDICTから誕生しています。
未来に向けた期待
今回の提携により、DICTが進めている社会実験やプロジェクトとQuorum1の技術的・社会的インフラが融合することで、より多くの課題解決や新しいビジネスチャンスが生まれると期待されています。また、山本氏がアドバイザーとして参加することで、さまざまな専門家との連携が強化され、互いに学び合う場も提供されるでしょう。これからの展開に注目が集まります。
まとめ
DICTとQuorum1のコラボレーションは、単なる出資にとどまらず、両者の専門家が集まりさらなるイノベーションを創出するための重要なステップです。未来の社会やビジネスの在り方を模索する中で、どのような成果が得られるのか、ますます興味が湧いてきます。私たちも、この新しい挑戦から目が離せません。