シニア層を視野に入れたウェブ戦略
日本は急速に超高齢社会へと向かっている中、シニア層のインターネット利用は徐々に増加しています。これを受け、企業にとってシニア市場は新たな成長の機会をもたらしますが、一方では視覚や操作性のハードルが高く、高齢者がデジタルサービスを利用しづらい現実もあります。特に、ウェブサイトのアクセシビリティは、彼らの購買行動に影響を及ぼし、販売機会を失う可能性があります。
セミナーの目的と内容
2025年4月18日(金)に開催されるオンラインセミナー『シニア・高齢者への市場開拓を目指すウェブアクセシビリティとは』では、こうした課題に対する解決策や最新のトレンドを紹介します。このセミナーでは、高齢者のデジタル利用実態や購買行動を分析し、企業が採るべきウェブアクセシビリティの重要性を検討します。
具体的には、視認性や操作性の課題への配慮、音声入力や読み上げ機能を活用した新たなアプローチなどを取り上げ、実際の企業の成功事例を交えながら解説します。特に、アクセシビリティ施策を通じてECサイトの転換率 (CVR) を向上させるための具体的な手法を提案し、ブランドの認知度を高める方法について考察します。
参加対象
このセミナーは、以下のような方に特におすすめです。
- - ウェブサイトやアプリの開発・運用に関わる方
- - アクセシビリティに興味があるデザイナー
- - 法改正に伴う企業対応を考える経営者や管理職
- - CSR活動やダイバーシティ推進に興味を持つ方
- - 障害者支援やインクルーシブデザインに対して関心のある方
登壇者プロフィール
登壇者はデザインスタジオCULUMUのシニアコンサルタントである佐藤 徹氏です。彼は、SDGsやCSRに関連した事業コンサルティングや新規事業開発支援を専門とし、広範な視点からクライアントの課題解決に取り組んでいます。また、インクルーシブデザインスタジオCULUMUにおいては、調査研究や新規事業開発を行い、アクセシビリティ向上に貢献しています。
デジタル社会の変化
最近、デジタル庁はウェブアクセシビリティを重視し、企業にとって重要な要素だと指摘しています。また、2024年4月からは障害者差別解消法が改正され、全ての民間事業者に合理的配慮の義務化を進めています。これにより、障害を持つ方々がアクセスしやすいウェブサイトの確立が求められるようになりました。アクセシビリティの向上は、シニア層だけでなく、障害のある方にとってもサービスの利用を促進するために必要不可欠です。
CULUMUアクセシビリティサービス
CULUMUでは、企業に対するアクセシビリティ対応をサポートするプラットフォーム「CULUMUアクセシビリティ」を提供しています。このサービスは、Webやアプリ開発担当者とアクセシビリティスペシャリスト、そして社会課題に取り組む当事者が連携し、持続的なアクセシビリティ向上を目指します。専門家による評価や研修を通じて、ユーザー視点を反映した改良を促進します。
まとめ
急速なデジタル化の波の中で、ウェブサイトやアプリのアクセシビリティは、今や必須の要件となりつつあります。シニア市場の重要性を踏まえた戦略的なデジタルシフトが求められる中、4月18日のセミナーを通じて、参加者が新たな顧客層を開拓するための知見を得られることを期待しています。