はてなが日本初のブロックチェーンプロジェクトに共同運営者として参加

株式会社はてなは、この度日本ブロックチェーン基盤株式会社が運営する「Japan Open Chain（JOC）」の共同運営者として参画することを発表しました。本プロジェクトは、ブロックチェーン技術を使って社会の様々な課題を解決しようとする試みで、特に日本の企業が中心となって運営されています。JOCはオープンで透明性の高いブロックチェーンインフラを提供することを目指しており、その取り組みは非常に注目されています。

「Japan Open Chain」とは、誰でも安心安全にブロックチェーン技術を利用できるように設計された公共のブロックチェーンで、そこでは多様な企業が共有するインフラを通じて、技術的な融合を図っています。現在、株式会社シーエーシーやソニーのコーギア株式会社、サイバーリンクスなど、多くの企業がバリデータとして参加しています。最終的には、21社がこのバリデータとして参画する予定です。

はてなは、自社が提供する「はてなブログ」や「はてなブックマーク」などのWebサービスで培った技術を活かし、JOCの管理、運営に貢献する意向を示しています。具体的には、JOCのインフラ上で活用できるWeb3サービスの開発も視野に入れています。これにより、「はてな」の持つ技術力が、さらに広範な社会課題の解決に役立つことが期待されています。

はてなの公式サイトによれば、同社は2001年の設立以来、244万人以上のユーザーに利用されてきたコンテンツプラットフォームを運営しています。特に、ソーシャルブックマークサービスやブログサービスは広く知られており、ユーザーの知恵と創造性を基にした様々なサービス展開が行われています。さらに、彼らはオウンドメディア専用のCMSや、SaaS型サーバー監視サービスなども提供しており、さまざまなWebサービスの共同開発プロジェクトにも携わっています。

今後、はてながどのように「Japan Open Chain」を活用し、社会的にどう貢献していくのかが注目されます。ブロックチェーン技術の進展において、はてなの新たな挑戦がどのような成果をもたらすのか、ますます目が離せません。