木更津市の新施設
2025-04-22 15:06:47

木更津市下水汚泥を有効活用する新施設の整備が始まる

木更津市に新たな下水汚泥堆肥化施設が登場



千葉県木更津市において、持続可能な社会を目指すための新しい下水汚泥堆肥化施設が計画されています。最大手の環境関連企業ヴェオリア・ジャパンのグループ会社、株式会社西原環境が、このプロジェクトを主導し、地域のパートナーとの協力を強化しながら2027年までに汚泥肥料化施設を完成させる予定です。

プロジェクトの背景



木更津市では、「オーガニックなまちづくり」を通じて人と自然が調和する持続可能な未来を形成しようとしています。この考え方に基づき、地域内で発生する下水汚泥を有効に活用する新しい取り組みが開始されることとなりました。

特に、下水処理場から発生する汚泥を全量肥料化することで、地域資源の循環を目指し、汚泥肥料利用率100%を達成することが計画されています。また、太陽光発電設備を導入し、施設で使用する電力の一部を賄うことで、カーボンフットプリント削減も実現します。

具体的な取り組み内容



1. 安全・安心な肥料の提供
ヴェオリアグループの豊富な経験とノウハウを生かし、重金属管理とトレーサビリティシステムを導入。専門機関との連携を通じて、常に安心・安全な肥料を生産し続けます。

2. カーボンフットプリントの削減
敷地内に設置予定の太陽光発電パネルが13万kWh以上の電力を生成し、電力コストを削減。さらに堆肥化技術により運転時間を短縮し、燃料使用量を抑えます。

3. 地域経済の発展
地元企業も多数参加するこの事業は、地元の雇用創出にも寄与します。特に運営や維持管理には地元人材を積極的に採用し、地域経済の活性化を図ります。

4. 地産地消の推進
獲得した肥料を市内で100%流通させる計画が立っており、地域の資源循環を促進します。

エコファクトリーの目指す未来



このプロジェクトは「エコファクトリー」として機能することを目指しています。下水処理場を循環資源やグリーンエネルギーを生み出す場に変えることで、地域に付加価値を提供し、循環型社会の実現に向けた支援を行います。

事業の詳細



  • - 事業期間: 2025年4月~2047年3月
  • - 設計・工事期間: 2025年4月~2027年3月
  • - 維持管理・運営期間: 2027年4月~2047年3月
  • - 汚泥処理能力: 年8650.5トン
  • - 全体予定事業費: 約48億円(税込)
  • - 肥料計画: 発酵式温風通気、発酵期間は6週間。

お問い合わせ先


本プロジェクトに関しての詳細情報は、ヴェオリア・ジャパン合同会社のコミュニケーション室までお問い合わせください。

今後も木更津市の持続可能な未来を目指す活動に注目していきましょう。


画像1

会社情報

会社名
ヴェオリアジャパン 合同会社
住所
東京都港区海岸3-20-20ヨコソーレインボータワー11階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。