モビリティとエネルギーの新たなビジネスモデルを提案する『Energy Innovation』
2025年11月14日、全国書店にて『Energy Innovation』が発売されます。著者は、モビリティ領域に特化した経営コンサルティングを行う株式会社リブ・コンサルティング。特に、GXやEV領域での事業開発に取り組んできた経験を基に、モビリティとエネルギーの融合による新たな事業機会を模索した本書は、業界人必見の一冊となっています。
本書は、前作『EVX』から3年後の進化を踏まえ、現在の実装フェーズに至るまでの変化を辿ります。著者たちの知見を駆使し、モビリティとエネルギーの融合がどのように新しいビジネスを形成するのか、そのアプローチを詳述しています。
進化するビジネス環境
『Energy Innovation』では、電動化から知能化への移行、地政学的リスクにより懸念されるエネルギー危機、業界横断的なデータ共通基盤化といったトレンドを考慮しつつ、新しいエネルギーシステムの構築とビジネス機会の獲得について触れています。
本書が掲げる要点は、脱炭素時代を迎える中で、モビリティとエネルギーの融合が急速に進んでいることです。今やEVは単なる移動手段にとどまらず、蓄電、制御、需給調整といった役割を担う重要な存在となりました。この変化は、V2X技術やフリートEMS、さらには電力網での需給調整への活用という形で各地に広がっています。
新たなエコシステムの形成
また、ソフトウェア定義車両(SDV)やデータの利活用が進展し、バッテリーライフサイクル管理における重要性も増しています。これにより、異業種間での新しいエコシステムが形成されつつあります。しかし同時に、事業実装に関する新たな課題も浮き彫りになっています。
主な課題
1. 車両、充電、蓄電、系統サービスのあらゆる収益を考慮した設計を行うこと。
2. 充電の運用、車両運行、保守、決済、保険、データ連携を最適化し、それ以外にも顧客体験が一貫していることを重視すること。
3. 配電や市場のルール、接続、データの標準化を進め、制度面との整合性を図ること。
これらは、新たなビジネス展開において重要なファクターとなります。個別の実証という顔は増えている一方、評価基準やデータ構造の統一がなされず、真の価値を提供するためのボトルネックとなっています。これらの課題を乗り越えるためには、業界全体での協力が不可欠です。
最終的には、2050年のカーボンニュートラルを目指し、実証段階を経て社会実装へと進むモビリティとエネルギーの領域で、皆様にとって有益な情報を提供できることを目指しています。本書を手に取って、新たなビジネスの可能性を探っていただければ幸いです。
『Energy Innovation』の購入は
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書籍情報
- - タイトル : Energy Innovation
- - 著者 : リブ・コンサルティング(西口恒一郎、横山賢治、香月義嗣、森本達也)
- - 発行 : 株式会社プレジデント社
- - 発売日 : 2025年11月14日
- - 定価 : 2,200円(税別)
- - 目次:
- はじめに
- Chapter 1 変革が求められるエネルギー領域
- Chapter 2 EVシフトの現在地
- Chapter 3 注目されるSDV
- Chapter 4 バッテリーの革新
- Chapter 5 モビリティ×エネルギー最新動向
- Chapter 6 提言:日本企業が描くべき未来図
- おわりに
会社概要
- - 代表取締役 : 関厳
- - 設立 : 2012年7月
- - 所在地 : 東京都中央区日本橋2丁目7−1 東京日本橋タワー29階
- - URL : リブ・コンサルティング