テスホールディングス株式会社は、インドネシアに位置する連結子会社、PT INTERNATIONAL GREEN ENERGY(IGE社)が同国リアウ州のタンジュン・ブトンにてPKS燃料のストックパイルを拡張したことを発表しました。今回の拡張工事により、タンジュン・ブトンのストックパイルでは約2.5万トンのPKS燃料を保管可能となり、さらなる安定的な燃料供給が実現されます。
PKS(パーム殻)は、パーム油生産の副産物であり、環境に配慮したバイオマス燃料として利用されている重要な資源です。テスホールディングスは2020年からこのPKS燃料の販売事業を展開しており、日本国内のバイオマス発電所に向けて年々出荷量を増やしています。これまでに、ベルアワン及びタンジュン・ブトンでの累計出荷量は約58万トンに達しています。
拡張されたストックパイルでは、約2.5万トンのPKS燃料を保持できるようになります。これにより、需要の高まりに応えるとともに、燃料供給のさらなる安定化が будут可能となります。この取り組みは、持続可能な資源の循環利用を目指し、地域経済の発展にも寄与するでしょう。
テスホールディングスは、2024年8月に発表した中期経営計画「TX2030」において、資源循環型バイオマス燃料事業を重要な事業分野として位置づけています。計画では、EFB(空果房)やPKSなどのパーム油関連の農業副産物を活用し、循環型経済の実現とストックビジネスの成長を図っています。具体的には、2028年6月期には年間40万トンのPKS燃料供給を目指し、自社グループ向けに20万トン、外部向けに20万トンの供給を予定しています。
テスホールディングスは、長期的なビジョンのもと、IGE社を通じたPKS燃料販売事業の拡大を進め、国際的なカーボンニュートラルの実現にも貢献していく所存です。
ストックパイルの詳細は以下の通りです:
- - 所在地: インドネシア リアウ州 タンジュン・ブトン
- - 敷地面積: 約6,870平方メートル(拡張工事前: 約4,500平方メートル)
- - PKS貯蔵量: 約25,000トン(拡張工事前: 約17,000トン)
この新しいストックパイルによって、テスホールディングスはより幅広い顧客のニーズに応え、持続可能な社会へ向けた一歩を踏み出すことが期待されています。今後も、クリーンエネルギーとしてのPKS燃料の役割がますます重要になることでしょう。
何かご不明な点があれば、テスホールディングスの広報・IRチームまでお問い合わせください。彼らは基本的にメールでの問い合わせをお勧めしています。