フクシマガリレイの新たな取り組み
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪市西淀川区)は、温室効果ガス(GHG)排出量のデータに対して第三者検証を行い、信頼性を高める新たなステップを踏み出しました。この検証はSGSジャパン株式会社によって実施され、これにより会社が開示するデータの透明性を改善し、ステークホルダーに対してより説得力のある情報を提供することが可能となりました。
重要な経緯と目的
当社は「食といのちの未来を拓く」というパーパスを掲げ、8つのマテリアリティを特定する中で「気候変動対応」を最重要課題に位置づけています。2021年にはサステナブルビジョン「Dramatic Future2050」を打ち出し、持続可能な企業活動を通じて社会に貢献する意識を強化しています。
今回の検証を受けた2023年度(2023年4月~2024年3月)の温室効果ガス排出量データは、国際基準である「ISO 14064-3:2019」に準拠しており、信頼性向上のための重要な一歩といえるでしょう。
温室効果ガス排出量の推移
フクシマガリレイでは、過去の温室効果ガス排出量を見直し、以下のように修正を加えました。特に、スコープ1と2では2021年度、2022年度と比較して2023年度の排出量が減少。具体的な数字は次の通りです:
- 2021年度:11,619t(17.1%減)
- 2022年度:10,147t(27.6%減)
- 2023年度:9,957t(29.0%減)
- 2021年度:3,293,877t
- 2022年度:3,192,039t
- 2023年度:2,960,171t
このようにフクシマガリレイの取り組みは、持続可能性に向けた確かな進展を見せています。
さらなる目標
当社は2040年までに温室効果ガス(スコープ1、2)の排出量を2013年度比で50%削減し、2050年度にはネットゼロを目指すという中長期目標を掲げています。これにより、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた努力を継続的に推進し、環境保護に寄与するつもりです。
棚卸しと検証の詳細
この検証の対象には、フクシマガリレイ株式会社および連結子会社4社が含まれ、対象期間は2023年4月1日から2024年3月31日となります。対象項目は事業活動によって生じる温室効果ガス排出量のスコープ1、スコープ2、スコープ3(カテゴリー1、4、9、11、12)です。さらに詳しい情報は検証意見書で確認できます。こちらからアクセスできます:
検証意見書
フクシマガリレイの取り組みは、企業が持続可能な未来の構築に向けて努力している具体的な事例であるといえるでしょう。今後もこのような取り組みがより多くの企業に広がっていくことを期待します。