富山で実現した新たな試み！eスポーツと将棋大会が連動開催

富山での将棋大会とeスポーツが融合したイベント

2023年12月15日、富山県魚津市にて「将棋大会 in UOZUゲームフォーラム」が行われました。この大会は、地域活性化を目指す「つくるUOZUプロジェクト」に添った形で実施されたもので、初開催とは思えないほどの熱気を帯びたイベントとなりました。特に注目を集めたのが、eスポーツイベント「TOYAMA GAMERS DAY 2018 WINTER ESPORTS DREAM」との同時開催です。これにより、若い世代の参加者はもちろん、ご年配や子供たちも楽しめる多世代型のイベントとなりました。

将棋大会の内容と結果

大会には合計で65名が参加し、さまざまなレベルの棋士たちが熱戦を繰り広げました。曜日別に設けられた3つのクラスでは、それぞれの優勝者が大いに称賛されました。

有段者クラス

- 優勝: 髙畠慎平
- 準優勝: 中澤航太郎
- 第三位: 館知太郎、細川陽

級位者クラス

- 優勝: 西岡頼輝
- 準優勝: 飯森真章
- 第三位: 坂下佑磨、澤谷実

小学生以下クラス

- 優勝: 日下克紀
- 準優勝: 伊藤雅陽
- 第三位: 浦本拳伍、開澤洸太

特に小学生以下クラスでは、未来の将棋界を担う有望な才能が露出し、親たちも子供の成長に喜ぶ姿が印象的でした。

指導対局と表彰式

また、当日は当社代表取締役社長であり、日本将棋連盟女流棋士でもある香川愛生女流三段による指導対局も行われ、12名の参加者が直接指導を受ける貴重な機会にも恵まれました。このようなプロとの対局は参加者にとって大変刺激的で、学びの多いひと時となったことでしょう。

表彰式は、eスポーツ大会との合同で行われ、両大会の参加者が一堂に会する場となりました。この試みは、将棋とeスポーツという異なるゲーム文化を交差させる新しい取り組みとして高く評価されています。

株式会社AKALIの取り組み

このイベントを主催した株式会社AKALIは、「将棋×ゲーム」をテーマにした総合企画やプロデュースを手掛ける企業です。代表取締役社長の香川愛生氏は、将棋界の発展にも力を入れ、教育的な役割を担うことにも意欲的です。このように、将棋が持つ伝統性と、eスポーツが体現する現代性を結びつける企画は、今後の展開にも期待がかかります。

このたびの大会の成功を契機に、今後も異なる世代や文化を融合させたイベントが続々と開催されることが予想されます。富山が「ゲームのまち」として発展していく姿にも注目です。